夜間に無灯火で走行するのは、違反であることはご存じのとおり。近年は周囲が暗くなると自動で点灯するオートライトの普及が進み、新型車は令和2年4月から、継続生産車は令和3年10月から、義務化もされている(PHOTO:イラストAC_アート宇都宮)
ヘッドライトの光の向きには、「ロービーム」と「ハイビーム」があるが、国土交通省が定める「道路運送車両の保安基準」において、ロービームは「すれ違い用前照灯」、ハイビームは「走行用前照灯」とされており、照射範囲は、ロービームが約40m、ハイビームが約100m(PHOTO:写真AC_しろたく)
夜間のヘッドライトは、自車が周囲を把握するためであることはもちろんのこと、対向車や歩行者、二輪車に、自車の存在を気が付かせる役目も(PHOTO:写真AC_ソライロ)
近年は、オートハイビームのほか、高級車には「アダプティブヘッドライト」と呼ばれる、瞬時にハイビームの照射位置や角度を自動可変する装備が搭載されるようになっている。これらの普及が進めば対向車や後続車のハイビームに困ることは減っていくだろう(PHOTO:写真AC_YUTO@PHOTOGRAPHER)
ハイビームや強すぎる光は、げん惑や蒸発現象を招く(PHOTO:Adobe Stock_Ivan Kurmyshov)
ヘッドライトは、ライトが照らす方向、光度、色の基準が保安基準にて規定されているが、明るさの上限については規定がないのが現状(PHOTO:Adobe Stock_kolonko)
信号待ちなどで、ヘッドライトをスモールにする「思いやりライト」だが、ヘッドライトを手動でオフしたのを忘れて再発進してしまうと、法令違反となるばかりでなく、他者を危険な目に遭わせてしまうリスクも。再点灯を忘れない自信のない方は、ロービームであることを確認する程度にしたほうが、かえって周囲のためかもしれない(PHOTO:写真AC_クー2)