路線バスや電車、飛行機、車いす仕様車であっても、車いすを床に固定するには時間がかかる。そのタイムラグが「障壁」になっている。しかし車いす側に「固定用バー」を付け、車体側に「フック」を付ければ、固定時間は2秒に短縮可能
普段は引っ込んでいるが、ワンタッチ操作で「フック」が飛び出す。ここに引っ掛ければロックされ、車いすが固定される仕組み。説明を聞いた瞬間「これすごい!」と声が出ました
トヨタ製の電動車いすは、背面に「しっぽ」が付いており、階段や段差の昇降時、これがウイーンと下がって補助輪のような働きをする。介助者なしでも段差を乗り越えられるようになる
電動車いす「JUU」、カッコいいんですよ、ちゃんとデザインされているんです。こういうところ、本当にすばらしい。「乗りたくなるデザイン」です
スロープの先端に設置する「ステップ」。8つに分割しているので凸凹路でもフィットする。これ考えた人、頭いいなーー!
ハイエースのバックドアに「輪っか」状のストラップを取り付ける。これだけで介助者の手間が省けて、ユーザーの満足度が上がる。すごい! これぞエンジニアの仕事!!
2015年11月、IPC ワールドワイド・パラリンピック・パートナー就任に関する発表会にて、トヨタ自動車豊田章男社長(当時)と国際パラリンピック委員会フィリップ・クレイヴァン会長。この時の「約束」が、着々と「かたち」になっている
身長145cmの女性だと、跳ね上げたバックドアに届かない。そこで「輪」状のストラップが活躍する
「シェイクハンド」
ドアに挟まらないところがトヨタならではの工夫
「レステップ」があると車いすの固定位置の目印にもなる
「レステップ」装着イメージ
レステップは折り畳み可能
デコボコ道でもこのとおり。「爪」が8つに分かれているところがミソ
「レステップ」は愛知県の身体障がい者福祉工場「こじまキャンパス」のさくら工場にて生産される