有効期限を示す部分の帯の色から「ゴールド免許」と呼ばれる「優良運転者免許証」は、5年以上継続して免許を受けていている人で、無事故・無違反であることがその取得の条件。警視庁が公表している令和4年のデータによると、運転免許保有者の約6割ほどがゴールド免許保持者とされている
運転免許取得から3年が経過し、最初の更新をした「初回更新者」や、5年以上継続して免許を保有しており、軽微な違反が一度だけの「一般運転者」、複数回の違反や人身事故等を起こした「違反運転者」のいずれかが持つのが、帯の色が青い通称「ブルー免許」だ
帯の色が緑色の「グリーン免許」は、初めて免許証を受けた「新規取得者」が持つ免許証。更新したり、他の種類の免許を追加で取得するとブルーへと切り替わるため、その後、免許取り消しにならないかぎりはグリーン免許を手にすることはない。ある意味レアな存在かも!?
ブルーやグリーンの免許を持つ人が運転免許試験場や運転免許センターでの更新が必要なのに対し、ゴールド免許取得者であれば、それに加えて指定警察署での更新手続きが可能に。運転免許センターが自宅から遠い人にとって、これは大きなメリットとなる
無事故・無違反が取得の条件であるゴールド免許だが、反則金のみで違反点数がない「免許不携帯」や「泥はね運転」といった軽微な違反に限り免許証の色には影響がない。同じ青切符であっても、違反点数が1点でもカウントされれば、ゴールドの取得はお預けに
免許証に記載された住所地以外でも免許証の更新ができる「経由更新」が可能なのもゴールド免許取得者だけの特権。ただしその場合、各都道府県の運転免許センターのみでの受付となるのに加え、更新が必要な年の誕生日前1カ月間のみが申請期間となるため注意が必要だ
ゴルフショップや紳士服店、メガネ店など、クルマとは直接関係がないように思えるショップでもSDカードの提示で割引などサービスを受けられるところがある。申請には670円の手数料がかかるが、普段利用しているお店であれば、すぐに元が取れるかも
クルマに乗っていると日常的に立ち寄ることが多い、ガソリンスタンドやパーキングエリア、道の駅などでも、SDカード提示による優遇サービスを行っているところが多い。ただし、発行から1年以内のカードしか使えないなど条件が決まっていることもあるので気をつけよう