■みずみずしい浸透していくようなソリッドのビオラレッド
マツダデザイン本部アドバンスデザインスタジオ部長兼チーフデザイナー、岩尾典史氏に、なぜ今回、新たに赤いボディカラーを生み出したのか、聞いてみた。
「ビオラは花のビオラと楽器のビオラから来ています。これまで弊社は赤いボディカラーを採用してきましたが、さらに世界一の赤を目指して、純粋な赤いボディカラー、ソリッドでみずみずしい浸透していくようなビオラレッドを創りだしました。
環境に優しいサスティナブルな顔料を使って、白の上に赤を27回重ね塗りしました。27回に重ね塗りしたのは、均一に厚塗りができないからです。ソウルレッドは光の当たり方でさまざまな色合いを見せましたが、ビオラレッドは赤が際立ち、立体的に見えるようにこだわりました」。
このビオラレッドはまだまだ試作段階のようだが、話を聞いた後で、改めてアイコニックSPを見ると、ソウルレッドとは違う、深みのあるソリッドな赤だなと感じた。
さて、このアイコニックSP。骨格作りから始めているので、絵空事ではなく、反響次第では発売する可能性は限りなく近い、というマツダ関係者の証言も得ている。クローズドクーペになるとみられるので、ロードスターではなく、新型RX(RX-9)になるのは間違いないところだろう。
【画像ギャラリー】マツダといえば赤! アイコニックSPに塗られた新ブランドカラー「ビオラレッド」に込められたマツダの想いとは(7枚)画像ギャラリー
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