マークX大幅進化、トヨタのセダン戦略再編、日産セレナ絶好調【地獄耳スクープ】

 月に200店のディーラーを回る遠藤徹氏。その遠藤氏が足で稼いだディーラーでの最新情報を毎回お届けするのがお馴染みの「地獄耳スクープ」。

 今回はトヨタのセダン戦略の再編で大きく変わるセダン市場、そしてオートパイロット搭載で売れ行き絶好調の日産セレナに地獄耳。

 文:遠藤徹/写真:トヨタ、日産


セダン不遇の時代のテコ入れなるか?

 トヨタは2020年頃までにトヨタブランドのセダンを再編する方向で検討を開始している模様です。

 これまでコンパクトクラスはカローラ、ミディアムはプレミオ/アリオン、アッパーミディアムはマークX、カムリ、SAI、ラグジュアリーはクラウンといったラインナップでしたが、これを次世代モデルではカローラとプレミオ/アリオンの基本ボディを統合します。

 ひとつのボディパネルで2~3車種の姉妹車構成に変更し、内外装を変えたモデル群に仕立て直す方向で開発を進めています。アッパーミディアム3モデルは現行マークXがFR駆動でクラウンとプラットフォームを共用しています。

 カムリとSAIはFFなので次期型では統合する方向。カムリを残しSAIは廃止するものと思われます。マークXを現行のまま継続して世代交代するか、FF化するかはまだ最終的には決まっていないようですが、カムリと統合し廃止となることが濃厚です。

 搭載するパワートレーンは1.5L、1.8L、2.5Lの4気筒HV&PHV、それに1.2L、1.5L、2Lダウンサイジングターボ&HV、PHVなど が次世代ユニット用として開発が進められているようです。V6の3.5Lユニットはレクサスブランドも含めハイブリッド以外は廃止の見込みです。

 そのためベースブランドはカローラ、カムリ、クラウンの3モデルに集約されます。カムリは同一ブランドでカローラ店の専売からトヨペット店、ネッツ店3系 列店の併売となる見込みです。

 次期型カローラはトヨタ店、トヨペット店、ネッツ店の併売になりますが、3姉妹車構成でブランドを分けるか、全店併売になるかのいずれかになりそうです。

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過去にはV8エンジンが最上級グレードの時代を担ったが、V6、3.5Lにその座を譲ったという経緯もある。しかし現在はハイブリッドエンジン、 そしてダウンサイジングターボという新たな選択肢が選べるようになり、ついにV6、3.5Lの時代も終焉か。画像は直4、2Lの8ARエンジン

マークXが大幅に質感アップ

 11月22日にマイナーチェンジするマークXはトヨタセーフティセンスPの標準装備やクォリティアップによって約15万円値上がりします。

 現行シリーズは特別仕様車を含めて12のグレード構成ですが、プレミアムタイプの廃止などでFR、4WD含めて8グレードに縮小されます。

 エクステリアデザインはバンパーまで切れ込んだフロントグリルをさらに拡大し、グリルはメッシュと横桟基調の2タイプのデザインを採用。ヘッドランプは角型6連LEDで照度範囲の拡大と見栄えを向上。

 リアのコンビランプは現行の赤色から透明のクリアレンズに変更。室内はシート材質を変えてクォリティアップします。次期型カムリに引き継ぐ、2017年9月までの生産となる見込みです。

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トヨタのスポーティセダンを担ってきたマークX。いよいよ最終仕様へと進化を遂げる

セレナ快調な滑り出し

 日産は8月24日にフルモデルチェンジした新型セレナを月産2000台増産し、1万台規模としています。これによって同クラスのトップセラーブランドに復帰 させる方針です。

 20117年2月にはEV走行可能なストロングハイブリッド車も追加するので、増販気運はよりいっそう加速しそうな気配があります。

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オートパイロット搭載など話題に欠かないセレナ。ライバルのノア・ヴォクシーとの戦いは一歩リードといったところか

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