シボレーの象徴的スーパースポーツ「コルベット Z06」に、待望のコンバーチブルモデルが登場。レース由来のパフォーマンスとオープンエアの爽快感を兼ね備えた、注目モデルの詳細をお届けする！
文：ベストカーWeb編集部／写真：シボレー
サーキット直系、日常も楽しめるスーパースポーツがオープンモデルに進化！
2025年6月14日、ゼネラルモーターズ・ジャパンは新型「シボレー コルベット Z06 コンバーチブル」の国内販売を開始した。コルベット Z06 コンバーチブルは、6月14日に富士スピードウェイで開催された「シボレー・ファンミーティング2025」で初公開された注目モデルだ。
Z06は、レーシングカー「C8.R」からの知見と経験を取り入れて開発された高性能グレードで、V8自然吸気エンジン「LT6」（5.5L DOHC）をミドシップに搭載。最高出力は646ps、最大トルクは63.6kgm（623Nm）。8550rpm時に最高出力を発生する高回転型の特性を持ち、NAエンジンとしては世界トップクラスのスペックを誇る。
今回追加されたコンバーチブルは、電動リトラクタブルハードトップを採用。走行中でも48km/h以下であれば開閉可能で、約16秒でルーフを格納可能。トランク容量も従来モデルと同等で、実用性とスポーツ性を見事に両立している。
サーキット級の装備、街乗りも映えるデザイン
装備面での注目は「Brembo製パフォーマンス カーボンセラミックブレーキ」を標準装備したこと。軽量化と耐フェード性を両立し、専用オレンジキャリパーは存在感抜群だ。ホイールは鍛造ブラック仕上げのスパイダーデザインで、ビジュアルの迫力も申し分なし。
エクステリアカラーはアークティックホワイトとシーウルフグレートライコートの2色で、インテリアはアドレナリンレッドディップド。ルーフとナセルにブラックをあしらい、刺激的かつ上質な印象に仕上げられている。
ボディサイズは全長4685×全幅2025×全高1225mm、ホイールベースは2725mm。車両重量は1710kgで、コンバーチブルながらも軽量設計が維持されている点もポイントだ。
日産GT-Rとの宿命の対決、その違いは？
国産スーパースポーツの代表格である日産GT-R NISMO（R35）と、Z06 コンバーチブルという、ともに走りを徹底的に磨き上げたモデルを比較しておきたい。
GT-Rは過酷な天候下でも安定してパフォーマンスを発揮できるAWDを武器とし、電子制御技術と高いボディ剛性で“誰でも速く走れる”点が魅力。一方Z06は、自然吸気ならではのリニアな加速感と、後輪駆動ならではのドライバーとの一体感を強調。さらにルーフを開ければ、心まで解き放たれるような走行体験が楽しめる。
GT-Rはすでに新規受注をストップしてしまっている。Z06はレーシングスピリットとオープンエアの爽快さが詰め込まれており、GT-Rと並ぶハイパフォーマンスと、“官能性能”を求める人には響く選択肢となるのではないだろうか。
コメント
コメントの使い方