中東日産が新型日産パトロールNISMO(ニスモ)を発表した。新型でもかなり攻撃的なルックスでエンジンもきっちりとパフォーマンスを伸ばしている。しかも日産いわき工場で作られる心臓は丹精込められたエンジンで、中東市場の厳しいカスタマーを唸らせるはず!! 日本導入についても触れていこう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:NISSAN
【画像ギャラリー】カッコよすぎるだろ!!! パトロールNISMOは「本国」日本でも輝けると思う?(14枚)画像ギャラリーまずは中東から!! 495馬力の最強4WDはどんなクルマ?
日産自動車は2025年6月25日、ドバイにて新型「パトロールNISMO」を世界初公開した。初代モデルの登場から10年を経て、今回の新型は中東地域の顧客ニーズを徹底的に反映し、パフォーマンス・デザイン・精度すべてにおいて特別に仕立てられたモデルだ。
開発を担当したのは、高性能車両開発に精通した専任エンジニアチーム。中東のドライビングシーンや嗜好を分析し、専用のパフォーマンスセッティングが施されている。
搭載されるのは、日産いわき工場で手作業により精密に組み上げられる「VR35DDTT」3.5L V6ツインターボエンジン。NISMO専用チューニングにより最高出力495馬力、最大トルク700Nm(スポーツモード時)を実現し、現行VRエンジンとしては世界最高出力を誇る。
NISMOの技術と誇りを全身にまとうハイパフォーマンスSUV
このエンジンは、いわき工場の匠によるバルブクリアランス調整などを含む精密な組み付けを実施しており、組み立ての証として専用プレートと赤いエンジンカバーが装着されている。9速ATとの組み合わせにより、山道から高速道路まで一体感ある走りを提供する。
足回りはNISMOチューンのEダンパーサスペンションを採用。リアルタイムで減衰力を制御し、高速走行時の安定性とコーナリング性能を両立する。電子制御パワーステアリングと相まって、市街地でも扱いやすい一方で、ワインディングでは正確かつダイレクトな応答性を発揮する。
排気系も再設計され、重低音を響かせるNISMOチューンのマフラーとASE(アクティブサウンドエンハンスメント)によって、車内でも迫力ある音響体験が楽しめる。
さらに、レイズと共同開発された22インチ鍛造アルミホイールは、軽量化と剛性向上を両立し、冷却性能とコーナリング性能を最大限に引き出している。
精悍さと機能美を両立したエクステリア、質感高まるインテリア
新型パトロールNISMOは、空力性能と冷却性能を追求したアグレッシブなエクステリアを採用。Vモーショングリルは3Dハニカム形状で空気の流れを整え、エアカーテンやリアディフューザー、延長型リアスポイラーなどが、ダウンフォースと走行安定性を高めている。
カラーは、ホワイトパール、グレーメタリック、ブルーメタリック、ブラックパール、NISMO専用ステルスグレーの5色。単色・ツートーンの6パターンから選べ、ブラックルーフとNISMOレッドのアクセントが、SUVとしての存在感と走りの個性を際立たせる。
インテリアは“Functional Beauty”をコンセプトに、ブラック×レッドの配色とコントラストステッチを基調としたスポーティな空間。レッドのスタートボタンやアルミ製ペダル、カーボン調パネルなどがドライバーの高揚感をかき立てる。ヘッドレストにはNISMOロゴの刺繍が入り、ホールド性の高いシートとともにサーキット由来の情熱を感じさせる。


















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