ボルボが放った新しい矢、その名は「EX30」。ブランド史上最小のSUVでありながら、心臓部には最新のEVテクノロジーを秘め、走り出した瞬間に胸を打つ力強さを放つ。さらに伝統のクロスカントリーの血脈を継ぐEX30クロスカントリーが加わり、都市も自然も舞台にする新しい冒険が始まる。日常を軽やかに、非日常をドラマチックに―。小さなボディに未来への大きな物語を宿したEX30、その全貌に迫る。
文:ベストカー編集部 鈴村朋己/写真:望月勇輝、ベストカー編集部
【画像ギャラリー】EX30クロスカントリーのオプションがすげー!! オールテレインタイヤにルーフラックも選べるぞ!!(6枚)画像ギャラリー日本にちょうどいいシャコアゲBEV上陸
世界がEVへと大きく舵を切るなか、ボルボが放った最小のSUVがEX30である。全長4235mmというコンパクトなボディは、日本の都市や住宅街でも違和感なく溶け込むサイズ感で、多くのユーザーから好評を得ている。しかし、その内に秘められた想いは、決して小さくはない。
ゼロエミッションを誇りながらも、走りは力強く、俊敏。さらに、北欧らしいシンプルで温かみのあるインテリアは、天然素材やリサイクル素材を積極的に取り入れており、触れるたびに「未来」を実感できる。まさに、サステナブルでエモーショナルな代表作なのだ。
そして2025年夏、EX30に新たな仲間が加わった。それがEX30クロスカントリーだ。往年のファンなら、ボルボの“クロスカントリー”の響きに胸が高鳴るはず。大地を駆け抜けるその血統を受け継ぎ、現代のEVとして再構築されたのがこのモデルだ。
ベースのEX30より最低地上高は20mm高められているほか、全幅も15mm拡幅。さらに、オプションでは18インチのオールテレインタイヤが選択できる。
フロントまわりには北極圏にあるケブネカイセ山脈に刻まれた地形図が描かれており、冒険心を静かに煽る。北欧の森や雪原を走り抜ける姿が、今にも目に浮かぶようだ。
ニーズに合わせてグレードを拡充
そのほか、これまでシングルモータのみの展開となっていたが、2026年モデルでは新グレードを追加。選択肢はさらに豊かになった。
EX30 Plus Single Motor:479万円
EX30 Plus Single Motor Extended Range:539万円
EX30 Ultra Single Motor Extended Range:579万円
EX30 Ultra Twin Motor Performance:629万円
EX30 Cross Country Ultra Twin Motor Performance:649万円
まるでライフスタイルに寄り添うかのように、EX30は多彩な表情を持ちはじめたといえる。都市の足として、家族との思い出を運ぶ相棒として、あるいは大自然に飛び込む冒険者として。どのグレードを選んでも、そこには「ボルボらしい未来のカタチ」があるのだ。
不動 奈緒美社長もアウトドアスタイルで登場
ボルボスタジオ東京で開催された発表会では、ボルボカージャパン代表取締役社長の不動 奈緒美が登壇。クロスカントリーに似合うアウトドアライクのファッションで登場した。
「ボルボは進化し続けるスマートなカーライフをEX30で提供します。思い立った時にどこへでも自由に。都会から出発して山へ。そんなアドベンチャースピリットこそ、新しいライフスタイルです」
北欧からやってきた小さな巨人。そんな言葉がよく似合うEX30の新しい冒険が始まった。









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