レクサスのスポーツセダンISが大幅な商品改良を実施した。現行の3代目ISは2013年に登場したが、12年ぶりに走りとデザイン、安全性を劇的に進化させた。エクステリアではガバッと開いたグリルが迫力満点だ!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:レクサス
【画像ギャラリー】大量画像! 新型ISをたっぷり見て!!(53枚)画像ギャラリードライバーとクルマが対話する楽しさを磨いた新型
レクサスが9月9日、世界中のファン待望となる「新型IS」を初公開した。1999年に初代がデビューして以来、コンパクトFRスポーツセダンとして「操る楽しさ」を追求してきたISだが、現行モデルは2013年に登場し、すでに12年が経つ老舗モデルだった。
今回の新型はその3代目モデルを大幅に進化させた改良バージョンといえる。
設定されるのはIS300hとIS350の2モデル。開発キーワードは「熟成」で、ドライバーが気持ちよく操れる走りとアグレッシブでスポーティなデザインを徹底的に突き詰めている。
走りでは、電動パワーステアリングにバリアブルギヤを組み合わせ、交差点や連続コーナーでの操作をスムーズにし、より直感的なステアリングフィールを実現。また、新開発のリニアソレノイド式AVSにより、路面からのショックを抑えながら車両安定性を高め、高速道路からワインディングまで多彩なシーンで楽しめる走りを提供する。
さらに、Toyota Technical Center Shimoyamaを中心に徹底した走行テストが行われ、「Lexus Driving Signature」が一段と進化したこともポイントだ。
進化したデザインと最新装備で際立つ存在感
エクステリアは低重心でワイドなスタンスを強調する新フロントフェイスへ刷新。“F SPORT”グレードには空力性能を高めた新形状リヤスポイラーや、スポーティさを際立たせる新デザインの19インチ軽量アルミホイールを設定。
メーカーオプションとしてレクサスロゴ入りレッドキャリパーも用意される。さらに、新色ニュートリノグレーを加えた全8色のボディカラーをラインアップし、より個性的な選択肢が広がった。
インテリアは、運転に集中できる環境を徹底追求。12.3インチのセンターディスプレイとフル液晶メーターを採用し、視認性と操作性を両立させている。
さらにコンソールやスタートスイッチベゼルには、新開発素材「Forged bamboo」を採用。竹繊維が織り込まれた独自の陰影がスポーティさと高級感を両立し、サステナブル素材の活用という点でも注目される。
インテリアカラーには、新規開発色「プロミネンス」を設定し、太陽を覆う紅炎をイメージした鮮烈な赤でキャビンを演出するなど、遊び心も抜かりなしだ。
OTAによるアップデートにも対応
快適性の面では、14色のテーマカラーと50色のカスタムカラーを選べる室内イルミネーションを採用。オーディオは10スピーカーを標準装備し、オプションでマークレビンソンの17スピーカーシステムも選択可能。加えて、Type-CのUSB端子を前後に配置し、ワイヤレス充電スペースも装備するなど、利便性も抜群である。
安全・運転支援技術も強化されており、「Lexus Safety System +」は歩行者や自転車、二輪車への対応範囲を拡大し、交差点での衝突回避支援機能も進化。加えて「Lexus Teammate Advanced Drive」により、高速道路の渋滞時にはレーダークルーズコントロールとレーン維持機能がドライバーをサポートし、疲労を大幅に軽減する。さらにOTA(Over the Air)によるソフトウェアアップデート機能も搭載し、常に最新の状態で使える点も大きな魅力だ。
走り、デザイン、装備、安全性のすべてを熟成させた新型IS。発売は2026年初頭以降を予定しており、スポーツセダンを愛するドライバーにとって待望の一台になることは間違いない。
























































コメント
コメントの使い方