日産ファンよ、お待たせ! 新型エルグランドがついにヴェールを脱いだ。第4世代となる新型は、リニアモーターカーをモチーフにした「威風堂々」デザインで登場。どうやらアルファード/ヴェルファイアとは目指すキャラが違う。もちろん広さ・質感・走りのすべてが新しいぞ!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:小林岳夫
【画像ギャラリー】アルヴェルとはコンセプトが違うリアシートをタップリみて!(16枚)画像ギャラリー威風堂々のスタイルと「富士の夜明け」カラーの衝撃
日産の大型プレミアムミニバン「エルグランド」がついに復活した。1997年の初代登場以来、高級ミニバンというジャンルを切り拓いてきたこのモデルが4代目モデルとなって帰ってきた。
ボディサイズは全長4995mm×全幅1895mm×全高1935mm。アルファードと比べると長さと高さは同寸だが、全幅は45mmワイド。堂々たる存在感を漂わせる。
デザインテーマは「The private MAGLEV(リニアモーターカー)」。走る姿がまるでリニアのように静かで滑らか。フロントは水平基調のグリルにシャープなLEDランプを組み合わせ、上質かつ力強い印象を放つ。「威風堂々」を体現するエクステリアは、日本の“間”や“整”の美学を融合させたもので、見る者を圧倒する迫力だ。
さらにリアには大型スポイラーを装着。この“デカいリアスポ”がもたらす存在感は圧巻で、後ろ姿だけでも新型エルグランドと分かるほど。ボディカラーには新開発の「FUJI DAWN -フジドーン-」を採用。富士山の夜明けをモチーフにした深みのある輝きが、まるで静寂と威厳を同時に表現しているようだ。
第3世代e-POWER+e-4ORCEで「走るラウンジ」を実現
パワートレインは第3世代のe-POWERを搭載。新開発のZR15DTeエンジンとモーター・発電機を一体化した“5-in-1ユニット”により、高効率かつ滑らかな加速を実現している。
駆動方式は4WDのみで、進化した電動4輪制御技術「e-4ORCE」を採用、発進・旋回・減速のすべてで安定した乗り味を提供。大型ミニバンでありながら、意のままに操れる俊敏さを備える。
6種類のドライブモードを用意し、路面状況に応じて最適な制御を自動で選択。加えて「インテリジェントダイナミックサスペンション」が車体の揺れを抑え、後席まで快適な乗り心地を生み出す。
このあたりは開発陣も相当自信があるようで、高速走行時の安定感も抜群、“走るラウンジ”の名に恥じない上質さが期待できる。
2列目シートは伝統の背もたれ中折れ機能を継承
インテリアはプライベートラウンジをテーマに、運転席から後席まで流れるようにデザイン。中央には14.3インチの大型ディスプレイを配置し、64色のアンビエントライトが室内を彩る。木目やスエード調素材など、日本の伝統美を感じさせる仕立ても見どころだ。
気になる2列目シートだが、キチンと座らせるタイプのアルヴェルに対し、横幅にゆとりをもたせ、姿勢変化を許容する設計。そのためにあえて肘置きも跳ね上げ式としたそうだ。エルグランドの伝統ともいえるシートバックの中折れ機能も継承されている。
2列目シートのエンタメ環境だが、取材車両には左右両席に12.8インチモニターが搭載されていた。望めばフリップ型のモニターも装着可能とのことだ。
3列目シートの格納だが、シートバックを倒して左右に跳ね上げる方法で、これはアルファード/ヴェルファイアと同様だ。
先進運転支援は「プロパイロット2.0」を搭載し、高速道路でのハンズオフ走行が可能。静粛性・快適性・先進性が完璧に融合した新型エルグランドは、まさに“プレミアムグランドツアラー”の名にふさわしい1台である。
まだまだ非公開情報も多い新型エルグランドだが、発売は2026年夏とアナウンスされている。待ちきれないという人は、まずはジャパンモビリティショーの日産ブースで、その姿を確認するしかないだろう!



















コメント
コメントの使い方全く同じDQNキャラじゃね?