ヒョンデの高性能EV「IONIQ 5 N」が一部改良を実施した。走りの魅力をさらに深掘りしつつ、日常での使いやすさも大幅にアップ。最新の先進装備を積極的に採用した点は評価できるが、価格がアップした点はちと残念。以下、全容を紹介しよう!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ヒョンデ
【画像ギャラリー】「アイオニック5 N」のスペック表はこちら!(4枚)画像ギャラリー走りの質を高めるアップデートが満載
2.2トンというヘビー級ながら、ドリフトもOKという驚異のEV「アイオニック5 N」。今回の改良ではエクステリアに目立った変更はなく、機能面の充実が目立つ。
まず、MT感覚のシフトフィールが味わえる「N e-Shift」がEcoモードでも使えるようになり、クルマとの一体感をより多くのシーンで味わえるようになった。
さらに、前後輪駆動比率と車両制御を最適化できるドリフト制御デバイス「N Drift Optimizer PRO」は、10段階の調整に対応し、腕前や目的に合わせて細かくセットできるよう進化している。
いっぽう「N Launch Control」使用時には、エンジンサウンドOFF設定でもサウンドを発生させ、加速時の高揚感を引き出す工夫も施された。さらにNモード画面に表示できるウィジェット数も従来の4個から6個に拡大し、好みに合わせたカスタマイズが可能となった。
安全性と快適性も強力にブラッシュアップ
ヘッドランプには新たに「インテリジェントフロントライティングシステム(IFS)」を採用。対向車や先行車への眩惑を防ぎつつハイビームを維持できるため、夜間走行でも視認性が大きく向上している。
さらに、AR(拡張現実)機能付きナビシステムを搭載し、フロントカメラ映像に案内表示を重ねることで直感的なルート把握が可能に。ビルトインドライブレコーダーや後席乗員通知センサー、ワンタッチで倒せる後席シートなど、日常使いに効く装備も標準化された。
走りの楽しさに磨きをかけつつ、先進機能と利便性を着実に強化した最新のIONIQ 5 N。進化の幅は想像以上に大きい。
唯一残念なのが価格。従来の858万円から33万円アップして、891万円という新価格が適用された。欧州勢の高性能モデルとも拮抗するプライスだけに、今後の展開に注目だ!






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