扱いやすいサイズに3列シートを搭載したメルセデス・ベンツの人気SUV「GLB」が、電動モデルとしてフルチェンジした。左右のヘッドライトを繋いだ眉毛のようなフロントマスクは愛嬌バツグン! 後からハイブリッドも登場するという新型SUVの見た目と中身を速攻チェックしてみよう!
文:ベストカーWeb編集部/写真:メルセデス・ベンツ
【画像ギャラリー】お写真大量! 新型GLBのあで姿もタップリみて!(51枚)画像ギャラリー新型はBEV専用へ! 呼称も刷新された最新GLBの概要
今回のフルモデルチェンジで最大の変化は、新型GLBがひとまず、BEV(電気自動車)として生まれ変わったことだ。
従来のメルセデス電動モデルで採用されてきた「EQ~」というサブネームは廃止され、内燃機関モデルと同じ“GLB”名をそのまま使用する新しいネーミング方針へ転換している。これにより電動モデルが単なる派生ではなく“メルセデスの正統ライン”として扱われることが明確になった(※先に発表されたGLCも同様)。
デビュー時のグレード構成は2つ。後輪駆動の「250+(200kW/335Nm)」と4WDシステムを組む「350 4MATIC(260kW/515Nm)」が設定され、それぞれが異なるパフォーマンスキャラクターを持ちながら、共通して高効率な電動パワートレインを採用する。
なお今後は追加のBEVバリエーションやハイブリッドが順次登場予定で、GLBの選択肢はさらに広がっていく。いよいよGLBは“電動SUVの中心モデル”へと本格的にステップアップしたのだ。
愛嬌と風格を両立した“眉毛フェイス”が強烈インパクト
新型GLBのデザインで最初に目を奪われるのが、この“眉毛がつながった”ようなフロントマスクだろう。左右ヘッドライトを結ぶライトバーは最新のメルセデスフェイスで、愛嬌と未来感を同時に表現している。
94個の星を配したイルミネーテッドパネルがグリル全体を彩り、夜のライトアニメーションでは乗る人を迎え入れられるような温かみも演出する。
ボディサイズは全長4732mm×全幅1861mm×全高1687mm、ホイールベース2889mmと拡大され、堂々としたスタンスを実現。サイドビューは筋肉質なショルダーラインとフラッシュドアハンドルが存在感を高め、SUVらしい力強さと先進性が融合した“今どきのメルセデスSUV”らしい仕立てだ。
リアもライトバーで左右灯体を結ぶ新デザインを採用し、夜間の識別性と高級感は大幅アップ。全体として、GLBは従来のスクエアな雰囲気を活かしつつ、より洗練された未来志向のキャラクターへ進化している。
走りを支える空力・静粛性・快適性の底上げ
BEV化に合わせ、空力性能も入念に磨き上げられている。cd値0.28という優秀な数値は航続距離の向上はもちろん、高速での静粛性にも寄与する。風切り音の原因となるAピラーやミラー周辺は徹底的に見直され、移動中の快適さは先代から大幅に向上した。
さらに、オプションのパノラミックルーフは視界の広さだけでなく、夜には158個の星が浮かぶ独自演出が可能で、GLBの“遊べるSUV”としての魅力を強化している。
加えて、4MATICモデルには悪路走破性を高めるTERRAIN MODEが備わり、砂利道やキャンプ地へのアプローチも余裕。地面の状況を映し出す「透明ボンネット」機能も実用的で、車幅感覚が取りにくいシーンでも安心して走れる。






















































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