かつては「2人乗りの超小型車」というイメージが強かったスマート。だが2020年代に入り、その姿は劇的に変化した。中国で再出発したスマートは、現在3車種のEVを展開し、2026年には5m級セダンやマイクロカーも控える総合自動車ブランドへと進化していたのよ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:SMART
【画像ギャラリー】昔の名前で出ているスマートの今を見て!(13枚)画像ギャラリーマイクロカー専業から一転、3車種体制で広がるスマートの現在地
スマートといえば、全長3mに満たない2人乗りマイクロカー「フォーツー」の印象があまりにも強い。一時は全幅を削り、日本の軽自動車規格に合わせたモデル「スマートK」まで存在した。
しかし現在のスマートは、まったく異なるブランドフェーズに入っている。
2019年に中国を開発・生産の拠点とすることで、電動化と商品力の大幅な刷新を実現した。その成果が、現行ラインナップである。
現在スマートが展開しているのは、「#1」「#3」「#5」の3モデルだ。
まず「#1」は全長4m級のコンパクトSUVで、スマート復活の第一弾モデル。扱いやすいサイズ感とプレミアム感を両立し、かつてのスマートとはまったく異なる“普通に使えるEV”として支持を集めている。
続く「#3」はクーペSUV。流麗なルーフラインとスポーティなキャラクターを持ち、デザイン重視のユーザーに向けたモデルだ。
そして「#5」はミディアムSUV。ファミリーユースも視野に入るサイズを持ち、アウトドア志向のグレード展開も行われるなど、もはやスマートが「小型車専業」だった時代は完全に過去のものとなった。
この3車種はいずれもEV専用モデルで、デザイン性と安全性の高さが特徴。全モデルがユーロNCAPで最高評価を獲得しており、プレミアムEVブランドとしての地位を着実に築きつつある。
2026年が本番! 5m級セダン「#6」と原点回帰の「#2」が控える
そしてスマートの進化を決定づけるのが2026年の新型車ラッシュだ。最大のトピックは、ブランド初となるプレミアムファストバックセダン「#6」の登場である。全長は5m級とされ、これまでのスマート像を根底から覆す存在だ。広い後席空間と伸びやかなスタイルを持ち、明確に上級セダン市場を狙ったモデルとなる。
一方で、スマートらしさを強く感じさせるのが「#2」だ。こちらは2人乗りのシティカーで、かつてのフォーツーを彷彿とさせるマイクロカー的ポジション。最新のEVアーキテクチャを採用しつつ、都市部での使い勝手を徹底的に追求したモデルとして欧州での登場が予定されている。
つまり2026年のスマートは、コンパクトカーからミディアムSUV、さらには5m級セダンとマイクロカーまでを揃える、真の総合自動車ブランドへ踏み出す節目の年となる。
「小さくて賢いクルマ」という固定観念は、いまや完全にアップデートが必要だ。大きくても、速くても、そして原点回帰してもスマート。その変貌ぶりから、今後も目が離せない。
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