一文字フェイスと巨大なウインドウという強烈な個性で注目を集めたヒョンデのミニバン「スターリア」。アルヴェル全盛の日本からすれば完全に異端ともいえる存在だ。そのスターリアが、登場から5年という節目でまさかのBEV化を果たした。ヒョンデの意地と本気が詰まった「スターリア エレクトリック」ってどんなクルマなのよ?
文:ベストカーWeb編集部/写真:ヒョンデ
【画像ギャラリー】唯我独尊なスターリアエレクトリックの姿とスペックを見て!(13枚)画像ギャラリー個性派ミニバンの象徴「スターリア」、その成り立ちを振り返る
スターリアは2021年に登場したヒョンデのラージミニバン。横一文字のフロントフェイスと、ボディ上半分を占めるほどの巨大なウインドウエリアは、ひと目見れば記憶に焼き付くインパクトで、今見ても新鮮だ。アルファードやヴェルファイアに代表される、日本の「オラオラ顔」とは真っ向から対立するデザイン思想といえるだろう。
異様に大きな窓を持ち開放感あふれるキャビンもスターリア最大の売りだったが、発売当初にはスライドドアの開閉でサイドウインドウにヒビが入るというトラブルが話題になったりもした。とはいえデザイン面での評価は高く、普通のミニバンでは終わらない存在感を世に示したモデルといえる。
そんなスターリアは、これまで内燃機関を積む純エンジン車として展開されてきた。個性重視のニッチな存在と思われがちだったが、発売から5年後にBEVを投入してきた点に、ヒョンデの強い意志を感じずにはいられない。
BEV化で見えたヒョンデの本気と日本導入の可能性
今回発表された「スターリア エレクトリック」は、84kWhのバッテリーと160kWの前輪駆動モーターを搭載するBEVだ。電源系には強力な800Vシステムを採用している点も見逃せない。
このクラスのミニバンとしてはかなり先進的で、急速充電性能や長距離移動での実用性をしっかりと見据えている。
WLTPモードで最大400kmの航続距離に加え、フラットフロアと高い天井による圧倒的な室内空間、そしてBEVならではの静粛性は、ファミリー用途から送迎、シャトルまで幅広く対応できる資質を備える。
スターリア エレクトリックは2026年上半期に韓国と欧州で販売が開始され、その後グローバル市場へ展開される予定とのことだ。ただ、数年後にもし日本のEV需要が高まっていれば、日本導入という選択肢も現実味を帯びてくるだろう。そもそも電動ミニバンは日本メーカーが手薄な領域でもあり、意外と需要はあるかもしれない。
オラオラ顔全盛の日本市場に、この一度見たら忘れられない顔の電動ミニバンが上陸する日が来るのか。スターリアの再デビューは、ミニバンの価値観そのものを揺さぶる存在になりそうだ!
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