2017年4月に実現した、注目のスーパーカー「レクサスLC」の試乗。その実力やいかに。本誌ウメキが動画とともにレポートします。
文&動画撮影:ベストカー本誌ウメキ/写真:池之平昌信
性能もスタイルも価格もプレミアムスポーツ!
プラットフォームを一新して新開発されたプレミアムスポーツクーペ、レクサスLC。
ボディサイズは全長が4770mm、全幅が1920mmという堂々たるビッグサイズで、試乗会場にずらりと並ぶその雰囲気は威風堂々と呼ぶにふさわしいもの。
サイズ感としてはホンダNSXに近いのだが、全高が1345mmとちょっと高いこととFRでロングノーズというプロポーションからか、NSXよりも大きく感じる。
運転席に乗り込むと、視界がいいこともあって意外と大きさを意識することはなく、試乗会場となった横浜市街地周辺でも運転しづらいということはなかった。
この手のクルマは細い住宅街の道でバンパー左右先端の見切りが気になったり、撮影のため後退する際の後方視界に絶望したりすることが多いのだが、特にそうした場面で『意識』するようなことはなく、「案外普通に使えるな」と感じたのだ。乗り心地もいいし。
パワートレーンはV8、5リッターNA(477ps/55.1kgm)を搭載する「LC500」とV6、3.5リッターハイブリッド(299ps/36.3kgmのエンジンに180ps/30.6kgmのモーター。システム出力359ps)の「LC500h」の2タイプ。
V8は基本的にはGS F やRC Fに搭載されるエンジンと同じだが、LC専用にチューニングが異なっていることに加え、新開発された10速ATが組み合わされている。
特に注目なのが『マルチステージハイブリッド』と呼ばれるLC500hのパワートレーン。従来のTHSでは2段変速というのはあったが、こいつはTHSに4速ATを組み合わせ、さらに機械式各段に電気的ステップを作って擬似的に10段ステップとしている。
パドルシフトでマニュアル10速的に小気味よく走らせることができるのだ。
Dレンジで機械任せに走らせても、エンジン回転と車速がリンクして、スパッスパッとシフトアップして加速していく感覚。
プリウスみたいに「ギュわ〜ン」とエンジン回転が先に上がって車速があとからついていくような加速感ではないのが嬉しい。
今回の試乗コースではコーナリング性能などは試しようもなかったのでそれはまたのお楽しみということで。
というわけで、音とフィーリングは動画を見てくださいな!!
レクサスLCのさらに詳しい試乗記は、『ベストカー』本誌6/10号(5月10日発売号)にてじっくりとレポートしておりますので、そちらでお楽しみください。
【レクサスLC価格】
- ・LC500/LC500・Lパッケージ=1300万円
- ・LC500・Sパッケージ=1400万円
- ・LC500h/LC500h・Lパッケージ=1350万円
- ・LC500h・Sパッケージ=1450万円
【レクサスLC500スペック】
- 全長 4770mm
- 全幅 1920mm
- 全高 1345mm
- ホイールベース 2870mm
- 車両重量 1940〜1960kg
- エンジン V型8気筒DOHC
- 総排気量 4968cc
- ボア×ストローク 94.0×89.5mm
- 最高出力 477ps/7100rpm
- 最大トルク 55.1kgm/4800rpm
- トランスミッション 10速AT
- サスペンション ダブルウィッシュボーン/ダブルウィッシュボーン
- タイヤサイズ F)245/45R20 R)275/40R20
- ※SパッケージはF)245/40R21 R)275/35R21
- JC08モード燃費 7.8km/L
【レクサスLC500hスペック】
- 全長 4770mm
- 全幅 1920mm
- 全高 1345mm
- ホイールベース 2870mm
- 車両重量 2000〜2020-kg
- エンジン V型6気筒DOHC
- 総排気量 3456cc
- ボア×ストローク 94.0×83.0mm
- 最高出力 299ps/6600rpm
- 最大トルク 36.3kgm/5100rpm
- モーター出力/トルク 180ps/30.6kgm
- トランスミッション マルチステージハイブリッドトランスミッション
- サスペンション ダブルウィッシュボーン/ダブルウィッシュボーン
- タイヤサイズ F)245/45R20 R)275/40R20
- ※SパッケージはF)245/40R21 R)275/35R21
- JC08モード燃費 15.8km/L
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