ベンツVクラスの特別仕様車はボンゴフレンディの再来!? 車中泊好きが歓喜

 日本はアウトドア人気が高く、もはやブームというよりも日本人の生活に根付いてきている感がある。

 アウトドアを楽しむために、SUVやミニバンを購入して家族で楽しんでいる人も多いなか、メルセデスベンツは大型ミニバンのVクラスにポップアップルーフを備えた、『V200d Marco Polo HORIZON(マルコポーロホライズン)』という特別仕様車を2020年5月21日から販売を開始した。

 ポップアップルーフといえば、1990年代初頭にマツダボンゴフレンディAFT(オートフリートップ)が日本で大人気になったが、ボンゴフレンディを思い出さずにはいられない注目の1台だ。

文:ベストカーWeb編集部/写真:MERCEDES-BENZ JAPAN

【画像ギャラリー】キャンピングカーよりお得? ポップアップルーフが特徴的なメルセデスベンツV220dの魅力に迫る!!


車中泊に最適な1台

メルセデスベンツVクラスは1998年から日本で販売。2003、2015年にフルモデルチェンジを受け現行モデルが登場。全長5150×全幅1930×全高1960mm

 メルセデスベンツVクラスは1998年から日本で販売される欧州を代表するミニバンだ。全長は5mを超え、全幅は2mに近いという日本のキング・オブ・ミニバンのアルファード/ヴェルファイアをも凌駕する大きさを誇る。

 日本で使うには大きすぎる、という意見がある反面、この大きさに惚れ込んだ熱狂的なファンも存在している。

 現行のV220dは2015年デビューしているが、日本初導入以来、日本のミニバンに対抗すべく快適性、安全性などが大きく進化している。

 アウトドアの楽しみ方にはいろいろあるが、今回紹介するV200dマルコポーロホライズンは、車内で休息をとったり、車中泊をするのに打ってつけの仕様となっている。

 マルコポーロホライズンの特別装備について見ていく。

最大の特徴はポップアップルーフ

車内で快適に過ごすスペースを確保するためにマルコポーロホライズンでは、ポップアップルーフを特別採用。大型ボディだからルーフ上のスペースも広い

 日本で販売されているV220dは、標準、ロング、エキストラロングという3タイプのボディが販売されている。マルコポーロホライズンのベースとなっているのは、中間的サイズのロングで、全長5150×全幅1930×全高1960mmとなっている。

 マルコポーロホライズンの最大のセールスポイントがルーフ上にポップアップルーフを専用装備していることだ。1990年代初頭の第1次アウトドアブームでマツダボンゴフレンディのATFが異彩を放っていたが、まさに同じ仕様が与えられた。

日本でポップアップルーフの先鞭をつけたのがボンゴフレンディで、ATF(オートフリートップ)を装備。1995~2006年まで販売された

 マルコポーロホライズンのポップアップルーフ内には、2名までが使用可能なフルフラットなベッド、リーディングライトも備えているので快適性抜群。

 また、ルーフ右側にはロールアップ機能を備えたサイドオーニングが装着されているので採光性にも優れている。

 車中泊するのもいいし、ルーフを開いた時に高さがたっぷりあるため、着替えスペースなどに使うこともできる。

ポップアップルーフ内は2名がくつろげるスペースを確保。フルフラットなのでベッドスペースとして重宝すること間違いなし

かつての日本のミニバンを彷彿とさせるシートアレンジ

 運転席&助手席には最大230°回転する機能を採用し、後席と対面することでゆとりのあるスペースを実現している。

 2列目シートには、シートヒーターを装備すると同時に、カラダと座面の間にこもった熱や湿気を内蔵された複数のファンにより放熱することで夏場も冬場も快適に車内で過ごせるような工夫が凝らされている。

運転席&助手席はそれぞれ独立で回転させることができる。かつて日本のミニバンもシートアレンジの多さを競っていたが、今ではほぼ消滅している

 さらに、3列目シートはフルフラット機能の採用により、広々としたスペースとして活用できる。フルフラットにすることで、3名までのスペースが確保できる。

 ポップアップルーフの2名、フルフラットの3名で、合計5名が快適に過ごせるスペースを実現している。

 かつての日本のミニバンもシートアレンジの多様性を競っていた時代もあったが、現在ではほとんどが消滅するなか、マルコポーロホライズンが今の時期に採用してきたのが新鮮な感じを受ける。

3列目シートをフルフラットにすると広大なスペースが出現。3人ぶんのベッドスペースとして活用できる。大型ボディの魅力だ

安全装備も充実

 止まっている時の車内の快適性を追求したマルコポーロホライズンだが、安全装備が充実している点も見逃せない。

 アクティブブレーキアシスト、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック、ブラインドスポットアシスト、レーンキーピングアシストなどのメルセデスベンツの安全運転支援システム『レーダーセーフティパッケージ』を標準装備している。

マルコポーロホライズンには、アクティブセーフティ、パッシブセーフティの両面でメルセデスベンツの最新安全装備が標準装備される

重量級ボディをディーゼルでグイグイ加速

 V220dマルコポーロホライズンは、2.2L、直4DOHCターボ(2ステージ)のクリーンディーゼルエンジンを搭載。最高出力は163psながら、最大トルクは380Nmと強大なため、重量級ボディ+フル乗車でも動力性能、加速性能で不満は出ないレベルだ。

2.2L、直4DOHCディーゼルターボは2ステージターボの採用によりターボラグがなく、380Nmの大トルクで重量級ボディをグイグイ加速

 このクリーンディーゼルに組み合わされるのは電子制御7速ATとなっている。

 駆動方式はFRで、サスペンションにはポテンシャルの高さで定評のある、アジリティコントロールサスペンションが与えられ、ハンドリングと乗り心地を追求している。

 仕様としては「右ハンドル」のみで、価格は938万円となっている。

 ベンツVクラスの豪華仕様と考えると「ま、まあ、これでもリーズナブルなほう…かな…?」と言えなくもないが(言えないか)、およそ20年前に登場したボンゴフレンディのオートフリートップ付きの車両本体価格が283 万円だったことを考えると、ちょっと鼻血が出そうでもある。

室内の快適性と同時にアウトドアアイテムが用意されている。確かに快適そうだが、938万円は……、高い

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