いまや日本の……いや世界の最激戦区となっているクロスオーバーSUVカテゴリー。特に日本市場では実力車がしのぎを削っており、販売競争が過熱しています。
そんななか、ライバルたちとはいっぷう変わった来歴とスタイルと性質を持つスズキ・SX4 S-CROSSが新型にチェンジ(マイチェン)。
ここではその変更点とこのクルマの魅力を解説いたします。
文:ベストカーWeb編集部 写真:スズキ
■世界的な激戦区にあえてハンガリー製を投入
1.5〜2LクラスのクロスオーバーSUVといえば、トヨタC-HR、日産ジューク、ホンダヴェゼル、スバルXVと、並み居る実力モデルたちが熾烈な販売競争を繰り広げているカテゴリー。
そんなカテゴリーで、異彩を放っているのがスズキSX4 S-CROSS。なにしろこのクルマ、日本車なのに輸入車。
それもハンガリー製(もちろん右ハンドルですが)。スズキの子会社であるマジャールスズキ社で生産され、日本販売ぶんは輸入して納車される。
現行型は2013年5月に欧州で発表され、日本導入は2015年5月から。
今回受けた改良は初のマイチェンとなります。
フロントデザインの意匠変更、17インチタイヤを採用して最低地上高を20㎜アップ(185㎜へ)。ヘッドランプ、リアコンビランプにLED採用などなど。
エンジンは1.6Lガソリンエンジン、6ATに組み合わされるワングレードのみ(2WDは16.2km/Lで206万2800円、4WDは15.2km/Lで227万8800円)。
年間販売目標台数600台(月に50台)。トヨタがC-HRを月に1万5000台売っているあいだに50台です。こういうスズキの割り切り、本企画担当は大好きです。
なによりこの迫力のあるフロントマスク、どうですか。
通り一辺倒の日本車に飽きている皆さんにぜひ勧めたいSX4 S-CROSS。新型は7月6日より発売です。
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