【スバリストが賢い買い方を伝授】毎年新型に切り替わる車の上手な買い方はこれだ!!

■不安がらずに胸を張るべきです!!

文:マリオ高野

 スバルが毎年のように大幅な改良を加えるのは60年前から続く伝統なので、どうかそこはご理解ください……。

 スバル360やスバル1000を作った自動車偉人として崇められる百瀬晋六さんの時代から、「改良点を発見したら直ちに商品に反映すべし」との教えがあり、スバルは今もそれを忠実に守っているのです。

 とはいえ、ユーザーとしてはせっかく買ったクルマが翌年には早くも古くなり、装備や性能面で翌年モデルより見劣りするのはツラいもの。

 私自身も24年前に初代インプレッサWRXを買ってすぐにアプライドの洗礼を受けましたが、長年悩み続けた結果、得られた結論は「最初のA型を買って4年目で完熟するD型を買う」が理想的ということ。

「大金持ちやコアなスバリストじゃあるまいし同じモデルを2度も買えるか!」と反論されそうですが、これはスバリスト以外の人にも真顔でオススメできるプランです。最近のスバル車は異様なまでにリセールがいいので、初期型から後期型への乗り替えが案外ラクなんですね。

 まだ誰も乗っていないデビュー直後のA型でニューモデルの優越感に浸り、その後最大の進化を遂げるD型に乗り換えれば常に心穏やかなカーライフが送れるでしょう。

 もしくは、もっとシンプルに「A型またはD型」と狙いを定めるのも正解でしょう。

 あと、スバルの最先端技術はレガシィに優先的に採用されてきた伝統もあり、今ではレガシィの後継にあたるレヴォーグがその対象になります。

 従って、レヴォーグはいつ買っても当代スバルの最先端技術が数多く盛り込まれているので常にオススメといえます。

 不幸にもタイミングが悪くて買った翌年に大幅改良が実施されたら、即座に買い換えましょう。1年未満なら本当に驚くほど値落ちしないので、きっとわずかな追い金で乗り替えられます。

 フルモデルチェンジでは特に注目すべき性能や新技術、新装備がテンコ盛りに採用されるはずですから見逃せません! 

 つまり改良前モデルに乗っている皆さんは心を強く持つべきだし、改良後モデルに乗っている皆さんも不安がらずに胸を張るべきだと思います!!

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