2017年11月29日、スバルが発売を明言していた大型3列SUV、アセントが世界初公開!! 確定した市販版のデザインとともに、発売時期も明らかとなった。そして、注目の新エンジンの今後についても新情報を独占入手!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:SUBARU
コンセプト版と市販版の違いは?
アセントは、北米市場専用のブランニューSUV。市販版モデルの世界初公開に先立って、「アセントSUVコンセプト」が2017年4月に公開され、既報のとおり新開発の2.4L水平対向4気筒ターボエンジンを搭載することなどは判明していた。
公開された市販版アセントのデザインを見ると、コンセプト版との大きな違いはフロントマスクの意匠。ヘッドランプ回りのデザインは、アウトバックやフォレスターに近い形状に変更されている。
そして、サイズも市販版は若干コンパクトになった。アセントSUVコンセプトは全長5050mm、全幅1990mm、全高1840mmだったのに対し、市販版のアセントは全長4998mm、全幅1930mm、全高1819mm。スリーサイズともに、同じく北米で販売されているマツダ CX-9より若干小さい値となる。
2.4Lボクサーターボは263馬力で6気筒の後継機種に!!
新開発の2.4L水平対向4気筒ターボエンジンに関してもさらなる新情報が明らかになった。型式名は「FA24」。この名からも日本でレヴォーグ、WRX S4に搭載しているFA20型2Lターボエンジンとの関連性がうかがえる。
実際にスペックを見ても、FA20のボア・ストローク86×86mmに対して、FA24は92×86mm。ストロークは同一で、ボアアップによる排気量拡大を実現した新世代直噴エンジンであることは明らかだ。
注目の最高出力は260hp/5600rpm、最大トルクは277lb-ft/2000-4800rpm。これを換算すると264ps、38.2kgmというスペック。ちなみに、最高出力と最大トルクの発生回転数は、レヴォーグに搭載されるFA20とまったく同じだ。
さらに面白いのは、北米でアウトバックに搭載される3.6L水平対向6気筒エンジンは260ps/34.2kgmと、アセントの2.4Lエンジンにかなり近いこと。
やはり、このエンジンは3.6L、6気筒エンジンの置き換えを意識したものなのか!? スバル広報部に問い合わせると、「世界的にダウンサイジング傾向があるなかで、(アセントの2.4Lエンジンは)6気筒エンジンの後継機種という位置づけです」と明言。
これで将来的に、このエンジンがアウトバック等に搭載されることが確実に。日本仕様のアウトバックへ搭載される可能性も高まった。
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