三菱自動車は2017年10月18日、2019年度の世界販売台数、売上高ともに30%以上伸ばすことなどを盛り込んだ、2017年度から3カ年の中期経営計画を発表しました。
この計画は新型車の投入も予定したもので、計画の期間中にグローバルで改良モデルを含めて「全11車種」を投入すると説明(既存モデルのフルモデルチェンジおよび新規車種の投入の合計)。
もちろん日本国内の商品投入計画も重視され、そのなかの目玉となるのが次期型のデリカD:5となります。
以下、デリカD:5のフルモデルチェンジ情報に関して、当編集部が掴んでいる情報と新たに取材した情報を整理してお届けします。
文:ベストカー編集部
ベストカー2017年12月10日号「Special Scoopニューモデル一挙公開!!」
■好調のD:5、次期型も三菱オリジナル
現行型のデリカD:5はデビューから10年以上が経過しているにもかかわらず(現行型のデビューは2007年1月)、ここ最近でも月販1000台レベルを確保している人気車。
特に2017年4月に追加設定された特別仕様車「ACTIVE GEAR」は大変好評で、一時期はデリカの全受注の半分以上を占めていた。
そのデリカD:5のモデルチェンジが近い。モデルサイクルと関係者への取材によると、2018年度内だという。
当初「日産とのアライアンスもあり、エルグランドとプラットフォームを共用化する」という情報があったが、ここにきて「次の次の話としてならありえますが、次期型デリカD:5は三菱オリジナルのプラットフォームで開発が進んでいます。
今からプラットフォーム共有はありません」との情報が入ってきた。なるほど確かに……。ここで慎んで情報の修正をいたします。
パワートレーンに関しても、まずは2Lクラスのガソリンエンジンと2.2Lのディーゼルがラインアップされる。もちろんそののちにモデルの柱として(アウトランダーで人気を集めている)PHEVが登場する……という流れのようだ。
(軽自動車はi-MiEVのシステムを中心としたEV化、乗用車はアウトランダーPHEVのシステムを軸としたプラグインハイブリッド化で電動化を進めていく戦略)
また次期型のデザインは、今でも根強い人気を確保していることから現行デリカのイメージを色濃く継承したタフなイメージのものになる。
また、特別仕様車「アクティブギア」の販売も好調なため、オレンジ色をアクセントにした同仕様のグレード設定もありそうだ。
ちなみに来年(2018年)は、「デリカ」という車名が登場して五十周年の記念イヤーとなる(初代「デリカトラック」発売が1968年)。ぜひこの記念すべきタイミングで次期型登場を期待したい。
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