1年ごとに進化する? マツダならではの年次改良で、ひっそりディーゼルエンジンもパワーアップ!
マツダはスバルとも共通する少数精鋭のモデルラインナップで、ほぼ全モデルを年に1回は改良するメーカーである。それだけに特に年末は改良の動きが多い。
そうしたなかで12月3日、ミドルSUVのCX-5と3列シート大型SUVのCX-8が商品改良され、実はディーゼルエンジンのSKYACTIV-Dにもメスが入れられている。
本稿では、SKYACTIV-Dを筆頭に、主な改良ポイントを見ていきたい。
文/永田恵一、写真/MAZDA
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CX-5はディーゼル+装備&グレード強化!
●2.2Lディーゼルターボのパワーアップ
常用域から高回転域まで全域での力強さと低燃費、そのうえ静かという三拍子そろった2.2Lディーゼルターボエンジンは、2代目の現行CX-5登場翌年の2018年に175馬力から190馬力へと改良された。
今回の商品改良では2000回転で発生する45.9kgmという最大トルクはそのままながら、最高出力は190馬力/4500回転から200馬力/4000回転に10馬力パワーアップされた。
特に自動車専用道路本線への合流や追い越し加速といったアクセルを深く踏み、高回転域まで引っ張る際のパワフルさにより磨きが掛かっているに違いない。
また、2.2Lディーゼルターボ搭載車はアクセルペダルの操作力の最適化により、より操作に対し正確にクルマがレスポンスするよう改良されている。
合わせて6速ATもレスポンスが向上(2.5Lガソリンターボを除く)。アクセルを深く踏んだ際の変速がより素早くなっており、瞬発力を向上する改良が施された。
●センターディスプレイのサイズ拡大
センターディスプレイを今までの8インチから、上級グレードまででは8.8インチ、最上級グレードクラスでは10.25インチに拡大し、視認性を向上。
なおセンターディスプレイが8.8インチとなる主力グレードではメーカーオプションで10.25インチも選択可能だ。
●マツダコネクテッドサービスの導入
エアバッグが展開する、後突時といった大きな事故の際の自動通報、SOSコール、車両トラブル時のオペレーター対応に代表されるサービスを受けられる。サービス料は初度登録から3年間は無料だ。
●グレードの追加
パールホワイトのボディに、レッドのナッパレザーシートなどの内外装を持つマツダ100周年特別記念車の2.5Lガソリン車「プロアクティブ」をベースに、ブラックのドアミラーやホイール、レッドステッチとなるグランリュクスと合皮のシートでスポーティさを増した特別仕様車「ブラックトーンエディション」が加わった。
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