次期エクストレイル、登場は2019年!? ヒントは「クロスモーション」にあり

次期エクストレイル、登場は2019年!? ヒントは「クロスモーション」にあり

■デザインは伝統と最新技術の融合し、革新的な新エンジンを搭載

 2019年後半にもフルモデルチェンジが計画されているエクストレイルの大きなヒントとなるのが今年1月にアメリカのデトロイトショーで公開された、日産X motion(以下「クロスモーション」)だ。

 クロスモーションは今後の日産ブランドにおけるSUVデザインの方向性を示すコンセプトカーで、日産車の特徴である「Vモーショングリル」や「ブーメラン型ヘッドランプ」を採用した。

 伝統的な日本建築をデザインモチーフに取り入れており、最新の技術と伝統とを融合させたイメージを体現しているという。

デトロイトショーで世界初公開された「X Motion」。今後の日産製SUVのデザインテイストが盛り込まれている
デトロイトショーで世界初公開された「X Motion」。今後の日産製SUVのデザインテイストが盛り込まれている

 コンセプトカー発表時には「2020年以降の日産ブランドデザインの方向性の一つを示唆しています」と発表されているので、このデザインが本格的に市販車へと組み込まれるのは「次の次」となるだろうが、そのテイストは2019年にデビュー予定の次期型エクストレイルに反映されるだろう。

次期型エクストレイルのベストカー予想CG。登場は2019年〜2020年頃
次期型エクストレイルのベストカー予想CG。登場は2019年〜2020年頃

 また、搭載ユニットに関して注目したいのが先頃登場したニューモデルに搭載されるVCターボエンジン。

 こちらは2017年12月に開催されたロサンゼルスショーで発表された「インフィニティQX50」(先代型は「インフィニティEX」、日本では「スカイラインクロスオーバー」として発売していたが、2016年6月に販売を終了している)に搭載されており、2Lガソリンターボエンジンのパワーと同クラスのディーゼルエンジンのトルクおよび効率性を併せ持つ新世代エンジンとなる。

 技術的に解説すると、コンロッドにリンク機構を入れることでピストン上死点位置を連続可変させるシステムを採用しているのがポイント。

 これで運転状況に応じて圧縮比を8~14で連続的に可変させ、低負荷時には高圧縮比で高効率運転、加速時などの高負荷時には低圧縮比に、ハイブーストでハイパワー運転させることを可能としたことで、ハイパワーと低燃費を両立している。

 このエンジンが新型エクストレイルにも搭載される可能性が高いのだ。これには大いに期待したい。

昨年12月に発表されたインフィニティQX50。VCターボはコンロッドにリンク機構を追加することでピストンの上死点位置を上下に可変させる。これにより圧縮比が8~14の間で連続可変。最高出力268ps/5600rpm、最大トルク38.7kgm/4400〜4800rpm。排気量は1970~1997ccで可変となる
昨年12月に発表されたインフィニティQX50。VCターボはコンロッドにリンク機構を追加することでピストンの上死点位置を上下に可変させる。これにより圧縮比が8~14の間で連続可変。最高出力268ps/5600rpm、最大トルク38.7kgm/4400〜4800rpm。排気量は1970~1997ccで可変となる

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