■ガソリン仕様のみ、後輪駆動のみ! これぞ「Zらしさ」
エンジンはQ60と同様のVR30、V6、3Lツインターボを搭載する。Q60と同じくハイパワーバージョンとスタンダードバージョンを用意し、パワースペックは405ps/48.4kgmと305ps/40.4kgmの2種類となる。
VR30エンジンは久々の日産オリジナルの新開発ターボユニットで、新型のタービンスピードセンサー、インタークーラーシステム、電動アクチュエーターなどを採用してパワー、レスポンス、燃費性能を向上させているもの。
なお、今のところハイブリッドを搭載する計画は確認されていないという。
トランスミッションは7ATと6MTが用意され、サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンク。FRのみの設定で、5つの走行モードを切り替えられる電子制御サスペンションや電気信号でタイヤを動かすダイレクトアダプティブステアリングなどが採用されるという。
このあたりの技術内容はQ60とほぼ同様で、あとは「Zらしさ」の味付けをどう加えていくかの問題となる。
それだけにスタートすれば開発自体は意外と早く、来年の秋くらいにはプロトタイプモデルを公開することができそうだ。
来年といえば(隔年開催の)東京モーターショーが開かれる年。当然、間に合えばコンセプトモデルとして公開することはできるだろうし、遅くとも2020年初頭のデトロイトショーに出展する計画は立てているはずだ。
現時点で価格を正確に予測するのは難しいが、Q60の北米での価格なども参考にしつつ考えると、305psのスタンダード仕様が約600万円、405psのハイパワー仕様が約700万円というあたりが妥当な線となりそうだ。
もう少しフレンドリーな価格も期待したいものだが、開発が始まったことが何よりの朗報。名車、フェアレディZの歴史は続いていく!
コメント
コメントの使い方