ベストカー編集部に、新規モデルの情報が入ってきた。
その名も「新型ハイエースレジアス」。
え、ハイエースレジアスって、もしや昔あったあのモデルが復活するってこと??
そうです。大きく高額になりすぎたアルファード/ヴェルファイアよりお手頃で、かつてトヨタミニバン、トップブランド車の姉妹車だったその名が2020年4月に復活するとのこと。
本稿ではこの情報に関して、周辺情報も交えて整理してお届けします。
文:ベストカー編集部
ベストカー2018年9月26日号より
■アルファードより手頃で、ハイエースより高級
2018年1月にビッグマイチェンを受け、Lクラスミニバンカテゴリーで独走状態を続けているアルファード/ヴェルファイア。今年1月からの累計販売台数はアルファードが3万台以上、ヴェルファイアが2万5000台以上となっている。
その一方で、キャブオーバーワンボックスワゴンの雄として2004年のフルモデルチェンジ以後も存在感を示し続けているのが、現行で5代目となるハイエースだ。
すでに14年目に入った現在も月販1000台近いレベルを維持している超優等生。
このハイエースをベースに高額モデルであるアルファード/ヴェルファイアとの間を埋めるモデルが登場する。
それが、かつてのハイエースレジアスの名を復活させてくることになるニューモデルだ。
ハイエースレジアスといえば、グランビア(1995年登場)の姉妹車として1997年に設定されたモデル。4代目ハイエースをベースに、グランビアの全幅を詰めたような実質的な姉妹車であり、当時のLクラスミニバンカテゴリーを席巻していた日産初代エルグランドへの対抗モデルとして、グランビアのマイチェンと同時に市場に投入されたもの。
「レジアス」の名は、現在も商用バンとして販売されている「レジアスエース」に引き続き使われているが、新生ハイエースレジアスはもちろんまったくの別モデルとして登場することになる。
そもそもトヨタがハイエースレジアス復活を計画させる発端は、モデル間の価格差を埋めるという目的だ。アルファード/ヴェルファイアが335万4480~750万8160円と(価格帯に幅はあるものの)「高額車」となっているのに対して、現行型のハイエースワゴンは281万4480~391万680円と、その差がかなり大きいものになってしまっている。
この価格差を埋めるため、中間クラスに新規モデルを投入したい、という狙いがある。そのため新型ハイエースレジアスの価格は400万円台半ば~500万円台後半といったあたりに設定されることになる。
■主力はディーゼルユニット!?
パワートレーンについては日本国内ではクリーンディーゼルエンジンのみで、これに6速ATを組み合わせる。
現在、トヨタのクリーンディーゼルラインナップは、ランクルプラドの直4、2.8L(177ps/45.9kgm)と、ハイラックスの直4、2.4L(150ps/40.8kgm)というGD系2種類のみとなっている。
価格帯から考えれば、ハイエースレジアスとほぼ同じ価格帯であるランクルプラドの2.8Lクリーンディーゼルを積む可能性が高い。
新型ハイエースレジアスの登場予想時期は2020年4月。
絶好調のアル/ヴェルに、堅調なハイエースとの間にニューモデルを投入することで、トヨタ陣営のLクラスミニバン&ワンボックスカテゴリーでの「盤石」はますます揺るぎないものになるだろう。
このモデルについての情報は、続報が入り次第、当サイトにてお届けしてゆきます。
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