■GRヤリスも「390Nm」にできる! 齋藤尚彦主査に聞く
GRMNヤリスにはミッション、クラッチ、LSD、サスペンションなどに専用のものが採用され、エンジンのトルクアップだけでは、味わえない気持ちのよさを引き出している。そう考えると800万円を超える価格にも納得できる。
GRMNヤリスは完売ながら、専用に開発されたパーツが秋から発売されることは大きなニュースだ。カーボンのフードやリアウイングが、GRガレージで装着できる。さらに、オーナーなら最も気になる最大トルク390Nm(39.8kgm)がソフトウェアの交換によって手に入る。
アフターでさまざまなものが発売されているが、メーカー保証も付く安心感は大きな魅力。
「アップデートによって、ユーザーが愛車をいつまでも大切に乗ることは、モリゾウさんから真っ先にやれと言われたことでした」。GRヤリスの齋藤主査は、うれしそうに話してくれた。
【番外コラム】そもそも「GRMN」ってなんだ?
GRMNとはGAZOO Racing tuned by MN(マイスターオブニュルブルクリンク)の略。
トヨタのマスターテストドライバ―だった故成瀬弘さんが世界一過酷なサーキット、ニュルブルクリンクサーキットを車両開発の拠点にし、鍛え上げたコンプリートモデルのブランドとして始まった。
「トヨタのクルマはつまらない」という声にこたえる形で開発され、第1号車は2009年のiQ GRMN。以来尖ったコンプリートモデルを限定で販売し、いずれも完売している。
●こだわりぬいた走りの専用装備の数々
アフターでさまざまなパーツが販売されているが、トータルでの精緻な高性能を求めるなら、メーカーコンプリートモデルの出来が勝る。
GRMNヤリスにはミッション、クラッチ、LSD、サスペンションなどに専用のものが採用され、エンジンのトルクアップだけでは、味わえない気持ちのよさを引き出している。そう考えると800万円を超える価格にも納得できる。
【画像ギャラリー】国沢氏曰く「今後も限定車は出てくるだろう」!!! ヤリスを全力でチューニングした「GRMNヤリス」をギャラリーでチェック(35枚)画像ギャラリー
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