2018年末から2019年にかけて、早くも多くの新型車とその情報が登場し、新車市場は活況の様相を呈しています。
本稿では毎日自動車ディーラーを回り、日々新しい新型車の情報を聞いて回ってくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏より、各メーカーの新車情報を伺った。
今回の目玉はトヨタの新型SUV、RAV4の発表発売日、アルファード/ヴェルファイアの売れ行き、新型エクストレイルの動向などなど。今回も盛りだくさんでお届けします。
文:遠藤徹
ベストカー2019年1月26日号「遠藤徹の地獄耳スクープ」より
■新型RAV4は2019年4月10日の発表、発売
トヨタは新型RAV4を2019年4月10日に発表、発売する方向でスケジュール調整を行っている模様です。販売店は、全国的には当面カローラ店、ネッツ店の併売となりそうで、東京地区などのメーカー資本店地域は4月に1法人に統合するため全店扱いとなります。
パワーユニットは海外向けでは2.5L&3.5Lを搭載しますが、国内仕様はこれと異なる見込みです。2Lガソリンエンジン&2Lハイブリッド、もしくは2.5Lガソリンエンジン仕様で同様の組み合わせになるのが有力となっています。
また、ハリアーがアッパーミディアムクラスなのに対して、RAV4はミディアムクラスで、ラフロードでの走破性のよさも配慮し、最低地上高が高いのが特徴となります。
乗車人数は、2列シート5人乗りと3列シート7人乗りを設定する見込みです。
■アルファード/ヴェルファイアの納期が2019年4月以降に
2018年11月に一部改良したラグジュアリーミニバンのアルファード/ヴェルファイアが好調な売れゆきを見せています。そのため、12月上旬現在の納期は2019年4月中旬で、4カ月待ちとなっています。
この改良モデルは、見栄えのよさや安全対策強化がウリとなっています。
一昨年のマイナーチェンジで外観を大きく変更したことによって、ヴェルファイアよりもアルファードのほうが人気は高くなっている状況は、いまも続いているようです。
■ノア/ヴォクに続くエスクァイアも1月7日に一部改良&2列シート5人乗り設定
2019年1月7日、ヴォクシー/ノアの改良と同様に、姉妹車のエスクァイアも一部改良を実施し、同時に特別仕様車など追加モデルを設定しました。改良の内容は、インテリジェントクリアランスソナーの標準装備化と2列シート5人乗り車の追加で、これは姉妹車と同様の内容になります。
また、姉妹車と異なり内外装をブラック加飾した特別仕様車「ブラックティーランド」を初めて設定します。
■エクストレイルが2019年1月11日発表で一部改良
日産はエクストレイルを2019年1月11日発表、28日発売で一部改良しました。
今回の改良は内外装の変更はなく、ペダル踏み間違い加速抑制装置やオートハイビーム機能の装備などの安全対策強化と、ナビパッケージの標準装備車設定などを実施。ペダル踏み間違い加速抑制装置は後側では障害物を認識し、前側は障害物に加えて人も検知します。
価格は、これら装備の充実化によって、5万円程度の値上げとなります。
また同時に「オーテック仕様」も発表しました。
コメント
コメントの使い方