■CX-5が追加モデル、特別仕様車の設定で同クラスのトップセラーに
ミディアムクラスのSUV、CX-5が好調な販売推移を見せています。2018年11月における登録台数は5193台でミディアムクラスのSUVではトヨタハリアー、日産エクストレイル、スバルフォレスター、ホンダCR-Vという強豪を抑えトップブランドに浮上しているのです。SUVジャンル全体ではトヨタC-HRに次いで2位であり、ホンダヴェゼルも抜いています。
CX-5は2018年10月中旬に一部改良が行われ、2.5Lターボや特別仕様車「エクスクルーシブモード」を設定し、商品ラインナップを強化したのが好調な売れゆきに貢献しました。成約後の納期は約2カ月待ちであり、生産が追いつかないほどの人気ぶりとなっています。
■新型フォレスターが絶好調で納期は2019年4月以降に
2018年6月下旬にフルモデルチェンジした新型フォレスターが、引き続き好調な販売推移を見せています。これによって、2018年12月上旬現在の納期は3月上旬ですが、2019年に入ると4月以降にずれ込む状況になっています。
また、発売当初は2Lのe-BOXERエンジンを搭載したグレードの「アドバンス」の受注構成比は40%でしたが、これが直近では60%に跳ね上がり、納期がより長期化する傾向が強くなっています。それでもスバルとしては、増産を控え、しばらく様子を見ることにしており、納期の長期化はもう少し続きそうな状況が伺えます。
■次期型タントに派生モデル設定か?
ダイハツは2019年中にも投入する次期型タントに派生モデルを設定する方向で開発を進めている模様です。
ライバルのホンダN-BOXに「スラッシュ」、スズキスペーシアに「ギア」を設定していることに対抗させる狙いがあるようなのです。
どのようなコンセプトになるのか明らかになっていませんが、最もニーズの高い「スペーシア・ギア」のようなSUV色の強い仕様になる可能性が高いです。
次期型タントは新開発プラットフォームによってクラス最大の居住空間や安全性の大幅向上を実現し、EV走行可能なフルハイブリッドを採用するなど、強力なウリが盛りだくさんになることから、その派生モデルは次期型の投入後1〜2年後の発売に先送りされる可能性もあります。
■新型デリカD:5ディーゼル車の人気は高いか? それとも今一歩か?
2019年2月に発売するビッグマイナーチェンジしたデリカD:5のディーゼル車は2018年11月下旬から事前の予約受付を開始しています。
その予約状況は、首都圏にある三菱自動車の販売店によると「滑り出しは好評か不評かの判断が難しい状況にある」といいます。フロントマスクは個性が強く、好き嫌いが明確に分かれているようなのです。また、従来モデルに比べると価格が約40万円もアップして、高過ぎるといった声も強くあります。
マイチェンした新型の走りは2.2Lクリーンディーゼルと、ATが6速から8速に切り替わったことで、パワフルかつ静かでなめらかといったことがウリになっています。そのため発売後は、試乗を通じて売り込みの強化を進める方針です。
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