トヨタ新型プリウス 発表の舞台裏と抱えた苦悩 肝心の燃費の話は一切なし!!?

■パワートレーンは3タイプ TNGAは第二世代に進化

2Lエンジンを組み合わせたプラグインハイブリッドはシステム出力223psを発揮。「ゼロヒャク」6.7秒の動力性能をアピール。このほか、1.8L THS、2L THSが用意される
2Lエンジンを組み合わせたプラグインハイブリッドはシステム出力223psを発揮。「ゼロヒャク」6.7秒の動力性能をアピール。このほか、1.8L THS、2L THSが用意される

 5代目となる新型プリウス、現時点ではパワーユニットの詳細なスペックや燃費、価格などは公表されていない。

 搭載されるパワーユニットは3タイプ。

 2L直噴エンジンを組み合わせたプラグインハイブリッド(システム出力:223ps)を筆頭に、2L THS(システム出力:193ps)、1.8L THS(システム出力:140ps)。

 PHEVはFFのみとなるが、それ以外にはFFのほか、E-Four方式の4WDがラインナップされる。0→100km/h加速性能が明らかにされているのだが、PHEVは6.7秒となかなかの快速ぶりをアピール。「愛車」を目指した新型プリウスの大きなチャームポイントだ。

車体構造をはじめとしたプラットフォームは「第二世代TNGA」に進化。特にフロントサスペンション周りは新設計で、横剛性を大幅にアップさせた
車体構造をはじめとしたプラットフォームは「第二世代TNGA」に進化。特にフロントサスペンション周りは新設計で、横剛性を大幅にアップさせた

 ホイールベースは50mm延長された2750mm。プラットフォームでは特にフロント周りが新設計され、サブフレーム形状などを一新。横剛性を高め、操安性能を大きく引き上げているという。

 タイヤは195/50R19という、ちょっと変わったサイズ。展示車にはブリヂストンの「エコピアEP510」とヨコハマの「ブルーアースGT」が装着されてたのだが、BSは「ologic」のロゴが記されていた。

 これ、BMW i3の純正タイヤで提案されたコンセプトで、幅が狭く外径の大きなタイヤとすることで、走行時に正面から受ける空気抵抗を低減。外径を大きくすることで縦方向の接地面積を稼ぎ、制動グリップを確保するというものだ。

 発売開始は「HVが今冬、PHEVは2023年春頃」とされている。正式発表が待ち遠しい……!!!

●トヨタ 新型プリウス 車体寸法&シャシースペック ※()内は旧型スペック
・全長:4600mm(4575mm)
・全幅:1780mm(1760mm)
・全高:1430mm(1470mm)
・ホイールベース:2750mm(2700mm)
・フロントオーバーハング:980mm(955mm)
・リアオーバーハング:870mm(920mm)
・フロントサスペンション:ストラット
・リアサスペンション:ダブルウィッシュボーン
・タイヤサイス:195/50R19、195/60R17(195/65R15、215/45R17)
・タイヤ外径:679mm(626mm)

【画像ギャラリー】現地で確かめた!!! トヨタ新型プリウス 内装や座席に座った様子などをギャラリーで見る(37枚)画像ギャラリー

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