■カラーを選べる楽しみは新型でも健在!
ボディサイズは、全長4090×全幅1695×全高1500mm(FF車)となり、ヤリスと比べ、全長が+150mmとなるだけで、全幅と全高は5ナンバーサイズをキープしている。ボディカラーは標準の4色とオプションの8色を合わせた全12色を用意。自分だけの1台に繋がる色を選ぶ楽しみも健在だ。
インテリアも歴代ビュート同様に、ベースのレイアウトを活かしつつ、専用のデコレーションが加えられる。専用レザーシートと専用加飾パネルが8色ずつ用意され、好みのカスタマイズが可能だ。
グレード構成は、すべてのエンジンと駆動方式に標準仕様の「DX」と上位モデルとなる「LX」の2種類を設定。まだ装備一覧表が掲載されていないので、一部機能の紹介となるが、DXとLXの違いのひとつは、ディスプレイオーディオの搭載にある様子。このため、LXには、バックガイドモニターが標準と明記されている。
先進の安全運転支援機能については、「プリクラッシュセーフティ」、「レーントレーシングアシスト(LTA)」、「レーダークルーズコントロール(ACC)」、「オートマチックハイビーム(AHB)」、「ロードアシストサイン(RSA)」、「先行車発進告知機能(TMN)」、「セカンダリーコリジョンブレーキ(SBC)」を全車に標準化。
さらに「パーキングサポートブレーキ」や「ブラインドスポット(BSM)」、「パノラミックビューモニター」がオプションで用意される。より細かい仕様については、今後に公表されるだろう。
■1.5Lガソリン車には6MTの設定も!
パワーユニットが多彩なことも新型のトピックのひとつ。1Lと1.5Lガソリン車に加え、シリーズ初のハイブリッド車を設定。さらに1.5Lガソリン車とハイブリッド車には、4WDも用意する。
クルマ好きにとって朗報となるのは全車CVTではなく、1.5Lガソリン車には6速MTが用意されること。マニュアルの操作感を楽しむだけでなく、レトロな雰囲気を盛り上がる演出のひとつにもなりそうだ。
さっそく、新型Viewt storyの最新情報を掴むべく、光岡自動車広報部にコンタクトしてみた。新型Viewtのベースが、トヨタヤリスとなった理由は、Viewtのデザインにふさわしいベース車を選定した結果だという。
■セダンボディは新型には設定なし!
SUVのBuddyやセダンとステーションワゴンのRyugiなど、最新モデルがトヨタ車ベースとなることが多かったが、Rock starやHimikoのように、マツダロードスターがベースとなることもある。基本的には、何かの縛りがあって採用車を決めているわけではないとのこと。その点も、独自デザインへのこだわりを持つ光岡自動車らしさを保つためということなのだろう。
新型Viewt Storyに話を戻そう。新型車には、歴代モデルの定番であるセダンボディは用意されない。その理由は、ユーザーの利便性を高めることにあるという。もともとは、英国の美しいセダンである「ジャガーマークⅡ」をモチーフに生まれたため、セダンボディが受け継がれてきたが、開口部の大きさや積載重量などの制限があるため、大きな荷物が積みにくいなどの声もあったという。
さらに現行型で追加したハッチバックモデル「Viewt nadeshiko(ビュート ナデシコ)」の評判が高かったこともあり、ハッチバックへのシフトが決断されたようだ。
注目の価格だが、エントリーとなる1L ガソリン車が、308万~323万4000円。1.5Lガソリン車が、347万6000~386万1000円。ハイブリッド車が399万3000~429万円となる。
コメント
コメントの使い方アメリカンテイストばかりにせずにビュートを残したのは英断。
駐車支援や死角支援などが随一に揃った5ナンバー車を、モダンでありクラシックなデザインで乗れる贅沢。先代以上に他にない特徴を持った車になりますね