車中泊ブームにピッタリ!! なキャラバンが市販化されることにとなった。一番安いモデルでも約600万円と決して安くはないが、中身を見れば納得!! そこは自動車メーカーが手掛けるだけあって、さすがのデキなのだった。
文:ベストカーWeb編集部/写真:森山良雄
■座面の硬さが違う!? 聞けば納得の理由
ハイエースと並んでキャラバンは商用車の代表格であるのはご存じの通り。
そのキャラバンがデビューから50年を迎え、それを記念して追加されたのが「キャラバンマイルーム」だ。ざっくり言えば、車中泊ユーザー向けのキャンピングカーで、内装が超絶豪華なのだった。
とはいえ、今やキャンピングカーはさまざまな専門点が乱立しているという状況のなか、今回自動車メーカーの意地をかけた仕上がりとなっているのだった。
というのもキャラバンマイルームの2列目シートにこだわりが凝縮されているのだ。このシートは通常通り前向きに座るパターン、そしてキャンプ場などで後ろ向きにも座ることも可能。
ここまでは割とこの手のクルマには多いのだが、そこに日産らしさがある。そう、前者と後者で座り比べると座面のクッションが別物となっているのだ。
実際に触ってみると前向き状態だと一般的な乗用車のシートのような硬め。対する後ろ向きに組み替えた際は自宅のソファーのようにかなり柔らかい座面なのだった。ちなみにこの技術はキャンピングカー業界で初というからスゴい!!!
■揺れ防止に掛ける思いが衝撃!! こだわり凄いのよ
そしてそして超絶細かい話しながら、車内両サイドに装備されるウッドブラインドがまたイイのだ。
観光バスなどを想像すればわかりやすいが、車内カーテンは走行するシーンによってかなり揺れるケースが多い。
そしてブラインドの揺れる代表と言えば、必ず付いている棒(角度調整する棒)だ。
ことに車内用となれば揺れるのは当然なのだが、キャラバンマイルームは揺れないように、窓の高さと同じ寸法の棒とすることで走行中の揺れを防止しているのだった。
とこだわり満点のキャラバンマイルームローンチエディションは24年夏に発売予定のマイルームに専用オプションが備わる特別仕様車という位置付け。
そのため車内カーテン、ウッドブラインド、AC100V電源、間接照明付きの木目ルーフパネル、スクリーンといったモノが専用となる。
この内容を考えれば595万8700円~714万100円はお買い得ともいえる価格設定なのだった。
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