3列シート7人乗りの新型レクサスTXの価格が北米トヨタで発表された。エントリーモデルのTX350が5万5050ドル(825万7500円)。はたして日本発売はあるのか、迫ってみたい。
文/ベストカーWeb編集部、写真/レクサス
■レクサスが放つ3列シートの新型TX
2023年6月にワールドプレミアとなった新型レクサスTXのラインナップと価格を北米レクサスが発表した。
北米市場のラインナップ&価格は、TX350(FF)の5万5050ドル(825万7500円)からスタートし、TX350プレミアム(FF)が5万8450ドル(876万7500円)、TX350ラグジュアリー(FF)が6万950ドル(914万2500円)、TX500h FスポーツパフォーマンスプレミアムAWDが6万9350ドル(1040万2500円)、TX500h FスポーツパフォーマンスラグジュアリーAWDが7万2650ドル(1089万7500円)。TX550h+は2024年初頭に追加ラインナップされる予定。
1ドル150円換算だと凄い高く感じるため、138円換算で計算してみたが、それでもエントリーグレードのTX350(FF)でさえ、759万6900円なので想像以上に高い。
TXはRXがNXと同様、GA-Kプラットフォームを採用。パワートレインは、TX350が2.4Lガソリンターボ(279ps/43.8kgm)、TX500hが2.4Lガソリンターボ+モーターのハイブリッド(システム最高出力371ps/56.5kgm)、TX550h+が3.5L、V6ガソリン+モーターのPHEV(システム出力412ps)の3種類が用意される。
駆動方式はガソリンモデルがFFもしくはAWD、ハイブリッドはリアモーターを搭載したAWDの設定だ。
電子制御フルタイムAWDシステム、DIRECT4は、状況に応じて前後駆動力配分を75:25から50:50まで常に変化させ、安心感と洗練されたドライビングを実現する。
■LBXと同じユニファイドスピンドルグリルながらLXにも負けないオラオラ顔!
エクステリアを見てまず目に飛び込んでくるのは、TXのフロントマスクだろう。フロントグリルはRZから始まったスピンドルボディではなく、LBXと同じユニファイドスピンドルグリルを採用。
フロントグリルはLXと比べても遜色のない迫力のあるオラオラグリルじゃないだろうか。
このフロントグリルは空力性能を優先し、車両の安定性を高めるように設計されているという。またブレーキを冷却しながら空気の流れを効率的に調整し、抵抗値の係数を下げるように最適化され、気流調整フィンやルーフスポイラーにより空力性能を高めている。
リア回りではフレア状のフェンダーが車両の広いトレッド幅と力強いスタンスを強調し、横一文字のテールデザインが特徴。
新型TXのボディサイズは、全長5170×全幅1990×全高1780mm、ホイールベースは2950mm。レクサスLXが全長5100×全幅1990×全高1885mmから、全幅は同じながら、全長はTXのほうが70mm長く、全高はTXのほうが105mm低い。
大人2名がゆったりと座れる3列目シートを備えたキャプテンシートの6人乗り仕様のほか、ベンチシート7人乗り仕様も選ぶこともできる。
ラゲッジスペースは、3列目シート使用時でも569L、3列目シートを倒すと1625L、2列シートまで倒すと最大2747Lまで拡大する。
足元はスタンダード、プレミアム、ラグジュアリーグレードに20インチ、さらにTX 350ラグジュアリーには 22インチホイールが用意されており、TX 550h+には標準装備。
Fスポーツパフォーマンスには、グロスブラックとグレー仕上げの独自の 22 インチが装備され、ブラックのルーフレール、ダーククロームのウィンドウトリム、フロントフェンダーバッジ、サテンシルバーのフロントバンパーモールディングを装備。またFスポーツパフォーマンスラグジュアリーにはパノラマムーンルーフが設定されている。
インテリアは、7インチのマルチインフォメーションディスプレイが標準装備さとなるが、12.3インチも用意され、14インチのインフォテイメントシステムが装備される。
また、ヘッドアップディスプレイをはじめ、21スピーカーのマークレビンソン製プレミアムオーディオシステムなどをオプション設定。
さらにヒーター付きステアリングホイール、ヒーター/ベンチレーション付きフロントシート、パワーリフトゲート、2列目シート用エアコンとシートヒーターを採用。
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