マツダの北米部門は、新型ミドルサイズクロスオーバーSUV、CX-70を現地時間1月30日にワールドプレミア。北米向けモデルで、CX-50とCX-90のちょうど中間に位置する。発表された新型CX-70はどんなモデルなのか見ていこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/マツダ
■CX-60のワイドボディ版2列シート
新型CX-70は、マツダラージ商品群第1弾のCX-60(欧州、日本ほか)、第2弾のCX-90(北米ほか)に続く、第3弾となるモデルで、北米市場向けに開発されたワイドボディ2列シートのクロスオーバーSUVだ。
北米向けモデルとしてはすでに発表されているコンパクトクラスのCX-50、ラージクラスのCX-90の中間に位置するモデルとなる。CX-90の弟分、CX-60のワイドボディ版というとわかりやすいかもしれない。
ちなみに2023年の北米市場におけるマツダの販売台数は前年比20%アップの36万台を販売し、昨年発表したCX-90の販売が好調で、3列シートセグメントにおける発売初年度の販売台数として過去最高を記録し、2024年もこの勢いを維持する見通しという。
なお、新型CX-70は、米国およびカナダで2024年春の発売を予定しているが日本での発売は予定していない。日本市場(および欧州)には第4弾となる3列7人乗りとなるCX-80の発売を予定している。
■パワートレインは3.3L、直6の48Vマイルドハイブリッドと2.5L、直4+モーターのPHEV
マツダは、PHEVが現時点における最適解としており、 現在の動向を踏まえて、マツダは2030年までにすべてのマツダ車を電動化する計画を立てている。
新型CX-70に搭載されるパワートレーンは、3.3L、直6ガソリンエンジン(ターボチャージャー付き)にM Hybrid Boost(48Vマイルドハイブリッドシステム)を組み合わせた「e-SKYACTIV G3.3」と、2.5L、直4ガソリンエンジンと電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステム「e-SKYACIV PHEV」の2種類を用意。
後輪駆動ベースの新世代アーキテクチャーとの組み合わせにより、意のままにクルマを操る愉しさと優れた環境性能の両立を目指している。
エクステリアデザインにおいては、デザインテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」にもとづき、生命感を表現。また、力強い造形の前後バンパー、新デザインの21インチアルミホイール、各所に施された黒色パーツが特徴的なエクステリアが特徴。
インテリアは鮮やかさと深みをあわせもつ赤系色のバーガンディを基調としたデザインを採用。ラゲッジスペースは、後方開口部からスイッチ操作で2列目シートを倒すことができる電動リモートフォール度機能のほか、2列目シート折り畳み時でもリアの吹き出し口からフラットになる床面や、3つの床下収納スペースを備えるなど使い勝手にも工夫が凝らされている。
安全性能では、最新の「クルージング&トラフィックサポート(CTS)緊急停止支援機能付」を採用。CTSの使用時、手放し運転やドライバーの閉眼や脇見を検出した場合にドライバーへの注意喚起を段階的に行う。さらに注意喚起をしてもドライバーの状態に変化がない場合は、車両の減速・停止を支援し事故時の被害軽減を図る。
コメント
コメントの使い方欲しい!土田さんのビデオはどこで見れますか?