ハリアー、ヤリスなどトヨタ新車&各メーカー戦略全貌判明!!

■8月にトヨタ シエンタが初めて登録車の販売首位に浮上!

 8月の販売台数でシエンタがプリウスを抜き、初めて登録車の首位に浮上しました。

好調続くシエンタ

 シエンタは2018年9月にマイナーチェンジしてから、売れゆきが向上して生産が間に合わず、3カ月程度の納車待ちとなっていました。

 このバックオーダーを増産で消化したのが、トップに浮上した要因として上げられます。

■ホンダ 10月31日オデッセイを一部改良、11月7日発売

 ホンダは10月31日、オデッセイを一部改良し、11月7日に発売します。今回の改良は法規適合が中心で、2020年イヤーモデルへの切り替えを行います。

 ガソリン車は燃費表記をWLTCモードに切り替えます。ハイブリッド車は接近通報音を法規に沿うものに変更します。さらにボディカラーの切り替えや、アブソルートEXの標準装備を見直します。

ホンダ オデッセイ(写真は現行型)

 ボディカラーは一部追加や廃止の色があり、総数は7色から6色に変更します。

 車両本体価格は消費税10%分のみのアップで、税抜き価格は据え置きです。また、今回の改良モデルは12月末まで1.9%の残価設定クレジットを実施する予定です。なお、フルモデルチェンジは来秋になる見込みです。

■スズキ ハスラーのフルモデルチェンジは今年末か?

 スズキは軽自動車のSUV「ハスラー」を今年末にも世代交代する予定でスケジュール調整をしているようです。

 2020年早々のフルモデルチェンジとの情報もありましたが、実際には年内の繰り上げとなる見込みです。現行モデルの登場が2013年12月ですから6年ぶりのフルモデルチェンジとなります。

スズキ ハスラー(写真は特別仕様車の「ワンダラー」)

 次期モデルはキープコンセプトながら新開発のプラットフォームを採用。さらに大幅に進化させたマイルドハイブリッドを搭載する見込みです。

 先進安全装備も検知機能を強化した最新版を採用します。

■三菱 デリカD:5が販売好調!

 デリカD:5の販売が好調な推移を見せています。今年1~8月の登録累計は1万4451台で、前年同期に比べて58.1%もの大幅な増加となっています。

三菱 デリカD:5

 デリカD:5は今年2月15日にディーゼル車をビッグマイナーチェンジしてデザインを大幅に変更し、走行性&使い勝手も向上させました。

 これが好調な販売に大きく貢献しています。8月のディーゼル車の登録実績は1370台、前年同月比77.7%増と急増しています。

■ミディアム&アッパーミディアムクラスSUVに3列シート車が増加する方向へ

 このあとの2020~2021年頃は、ミディアム&アッパーミディアムクラスのSUVに3列シート仕様が増える見通しとなっています。6~7人乗りレイアウトに仕立てることで、使い勝手をより向上させる狙いがあります。

 これまでは同じボディサイズで2列シート5人乗りと3列シート6~7人乗りを併用していた車種が主流でしたが、この先登場するモデルではボディサイズを延長し、3列目シートの居住性を改善すると同時に折りたたんだ時の荷物の積載スペースを充分に確保し、レジャービークルとしての使い勝手の向上にも配慮する仕立てになりそうです。

3列シートSUVとして2017年に登場したCX-8。このCX-8と同じように今後登場する3列シートSUVは居住空間を確保した全長を持つモデルになる模様

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