悲喜こもごも…販売店の反応&最新生事情は?
【証言1:トヨタモビリティ東京営業マン】
当社ではほとんど完売状態にあり、在庫はない。あとは中古車を捜すしかない。
エスティマを希望するお客さんにはアルファードやヴェルファイア、あるいはエスクワイアを勧めるようにしている。メーカーのトヨタが大幅な車種削減を進めているので販売店は従うしかないと考える。
【証言2:首都圏トヨタ店営業マン】
エスティマは2019年10月中旬にオーダーストップになっているが、生産はその前に終了している。今現在、在庫はハイブリッドを売り切り、ガソリンのみが僅かな在庫がある。
大半は売れ筋のアエラスでボディカラーは人気の高いホワイトパールとなっている。かなり引き合いが多くなっているので、10月いっぱいでなくなってしまう可能性がある。
エスティマはサイズが手ごろでデザインも良いから生産中止するのは残念だ。RAV4のようにいつか復活するのを期待している。お客さんからは残念がる声が多く届いている。
【証言3:首都圏カローラ店営業マン】
エスティマの後継モデル開発はメーカーに要望が出されているが、決定は覆らないようだ。
アルファードやヴェルファイアでは大き過ぎて車庫に入らないがエスティマなら丁度良いというお客さんはかなりいる。
【文:遠藤徹】
◆ ◆ ◆
残念ながら、ミニバン全盛期を切り拓いた先駆者エスティマの歴史は、いったん幕を閉じる。
文中にあるとおり、現時点で次期モデルの開発に関する情報はほとんど入っていない。
(「開発チームが結成され、次世代モビリティとしてEVもしくはPHVで2022年頃の登場をメドに検討中」という情報が入っているが、確定ニュースとはいいがたい)
では、エスティマはこのまま消えてしまうのか。それは現状「エスティマのようなかっこよくて先進的なミニバンは必要だ」という、ユーザーの声次第といえよう。
「惜しむ声」が大きければ大きいほど、「エスティマのようなミニバン」が登場する可能性は高まる。
ぜひとも復活、捲土重来を期待したい。
【編集部】
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