【災害時でもほとんどの家電が使える!】 停電に強い最新国産車 30選

 9月9日に千葉県を直撃した台風15号の影響で、大規模・長期間に渡る停電が発生した。記録的な暴風によって電柱や鉄塔が倒されてしまったためだ。

 そんな中、東京電力は電気が使えない地域に電気自動車やハイブリッド車約40台を派遣し電力供給を行った。ハイブリッド車や電気自動車は災害などで停電が発生した際に非常用電源として役立てられるのだ。

 クルマ選びの際、停電の際に電源にできるというのは重要な要素なのではないか。ここでは、家庭用の家電のほぼすべてが使用可能、お湯を沸かせる電気ポットやケトルが使用可能な「AC100V、1500Wのコンセントを装備できる」クルマを集めた。

 1500W給電が無理なクルマの場合の備えも伝授!

【画像ギャラリー】ドラレコと並んでもはや必須能力!? AC100V、1500Wのコンセントを装備できるクルマたちをギャラリーでチェック!!

※本稿は2019年10月のものです
車両解説:永田恵一/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年11月10日号


■AC100V、1500W給電が可能なクルマ14台

●トヨタ アルファード

 高級ミニバンの代名詞・アルファードハイブリッド(HV)。AC100V、1500Wのソケット数は標準装備グレードでは5個、メーカーオプション(6万6000円)となるグレードでは3個設定されている。車両本体価格は446万6000円~。

●トヨタ RAV4

 各要素の絶妙なバランスにより大人気となっているミドルSUVであるRAV4。HV全グレードにメーカーオプション(4万4000円)で設定されており、ラゲッジスペースにソケットを1個設置できる。車両本体価格は326万1500円~。

●トヨタ プリウスPHV

 センターコンソール後部とラゲッジスペース、2個のソケットに加え、充電口からの取り出しも含めメーカーオプション(7万7000円)で設定されている。車両本体価格は323万7300円~。

●トヨタ カローラスポーツ

 VWゴルフをターゲットとするカローラスポーツは、HVのセンターコンソール後部とラゲッジスペースにソケット2個をメーカーオプション(5万2800円)で設定している。車両本体価格は250万4700円~。

●トヨタ C-HR

 クーペルックのコンパクトSUVとして堅調な販売をキープしているC-HRは、HV全グレードにメーカーオプション(4万4000円)で、ソケットをひとつ(コンソールボックス後部)装備できる。車両本体価格は266万2407円~。

●ホンダ オデッセイハイブリッド

 比較的全高の低いラージミニバンながらキャプテンシートもゴージャスなオデッセイは、HV全グレードでオプション設定されている(8万8000円)。本体価格は381万9445円~。

●ホンダ ステップワゴンスパーダ ハイブリッド

 ミドルハイトミニバンであるステップワゴンは、HVの最上級グレードとなるスパーダHV G EXホンダセンシングに標準装備。センターコンソール後部に、USBポートの代わりに装着される。車両本体価格は362万5600円。

●日産 リーフ

 電気自動車のリーフは、標準装備やメーカーオプションでなく、AC100V、1500Wを取り出せる「リーフto100V」(32万7800円)をアフターパーツとして設定している。車両本体価格は330万3300円~。

●日産 e-NV200

 電気自動車で5人乗り商用バンと7人乗りワゴンがあるe-NV200は、センターコンソールと後席前にソケット2つ(消費電力合計1000Wなら15時間使用可能!)を全グレードに標準装備する。車両本体価格は402万8200円~。

●三菱 アウトランダーPHEV

 世界一売れているプラグインハイブリッドカーで超万能なクルマであるアウトランダーPHEVは、センターコンソール後部とラゲッジスペースにソケット2個を全グレードに標準装備。車両本体価格は393万9100円~。

●三菱 i-MiEV

 衝突安全の法規対応で全長を伸ばしたため軽自動車ではなくなったi-MiEVは、ディーラーオプションでAC100V 1500Wを取り出せるミーブパワーボックス(15万6933円)を設定する。車両本体価格は300万3000円~。

●三菱 ミニキャブミーブ

 電気自動車専用の軽1BOXバンとなるミニキャブミーブもi-MiEVと同様にディーラーオプションでAC100V、1500Wを取り出せるミーブパワーボックス(15万6933円)を設定する。車両本体価格は180万1800円~。

●レクサス UX250h

 輸入車をターゲットとするコンパクトプレミアムSUVであるUXは、HVのUX250h全グレードでセンターコンソール後部とラゲッジスペースにソケット2個が、メーカーオプション(4万4000円)で設定されている。車両本体価格は432万8704円~。

●レクサス ES300h

 HV専用のプレミアムセダンであるES300hは、センターコンソール後部とラゲッジスペースの2個のソケットがバージョンLに標準装備、それ以外のグレードにメーカーオプション(4万4000円)で設定されている。車両本体価格は580万円~。

●その他のAC100V、1500W給電が可能なクルマたち16台

■1500W給電が無理なクルマは、インバーターを用意しよう!

 ここまでAC100V、1500Wで給電可能なクルマを紹介してきたが、今あるクルマで家庭用の家電を使いたいという人もいるだろう。そういう人は、インバーターを用意するといい。

 シガーソケットのDC12V(直流)をAC(交流)に変換してくれる製品がインバーターだ。製品を選ぶ際の注意点は主にふたつ。ひとつめは「正弦波」に変換してくれるものを選ぶこと。

 インバーターには直流を交流の「正弦波」に変換するものと「矩形波」に変換するものがあり、矩形波だと対応していない家電があるため、「正弦波」に変換するものを選ぶべし。

 ふたつめは、インバーターが高W対応だとしても、シガーソケット能力以上の電力は供給できない(シガーソケットから変換する場合)ので注意が必要ということ。

 クルマによるが、シガーソケットから取れる電力は多くて150W程度で、30インチの液晶テレビが何とか見られる程度だ。車載バッテリーから直接電力を取れば150Wを超えられるが、バッテリー上がりが心配だ。

 災害時の停電の場合、お湯を沸かしたり食料を暖めたりできると非常に便利。だが、熱を発生させる家電の消費電力は非常に高く、シガーソケットの150Wでは足りない場合がほとんど。やはりAC100V、1500W給電が可能なクルマを持っていたほうが安心ですね。

BESTEKのMRI5010BU。定格出力は500Wだが、120Wまでの電子機器に給電可能と説明している

■白物家電をクルマのコンセントで使ってみた!

 ベストカーでは過去に白物家電をクルマに搭載されているAC100V、1500Wコンセントで使えるかテストを行っている。使用したクルマはMIRAI。

 最大消費電力800Wの電気ケトル、1200Wのドライヤー、セラミックファンヒーター、1240Wの炊飯器が問題なく使用できたほか、最大消費電力1400Wのアイロンも使用できた。

 停電時にアイロンがけはしないだろうがお湯を沸かしたり米が炊けるのは非常に心強い。

MIRAIのコンセントを使用してアイロンがけをする現ベストカーWeb編集部・林。いい笑顔すぎる

【番外コラム】EVを家庭用蓄電池に! 「V2H」を覚えておこう

 日産のリーフ、三菱のi-MiEVなどのEVは、V2H(Vehicle to Home)という、クルマから家に電力を供給する、EVを蓄電池替わりにするシステムに対応している。

 実は電気自動車はお得なのだ。例えばパナソニックの家庭用蓄電池LJB1156だと、容量は5.6kWhで114万4000円(定価)。リーフの場合、e+の容量が62‌kWhで423万9400円、さらに走行可能(当たり前)と蓄電池と比べてお得。

 また三菱自動車では、10月3日から「電動DRIVE HOUSE」という三菱自動車の電動車両の購入と合わせてV2H導入に必要なシステムを簡単に導入できるサービスを開始した。V2Hに興味のある人は、一度商談してみてもいいだろう。

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