■販売の現場が語るCX-3の危機感
●証言:首都圏マツダ店営業担当者
CX-3が当初、1.5Lクリーンディーゼル専用モデルとして登場した当初は、明確なコンセプトで人気が高い滑り出しを見せていた。ところがその後、クリーンディーゼルを1.8Lに引き上げ、2Lガソリンを追加して上級シフトさせ、ミディアムクラスまで引き上げたことで中途半端な印象を受け、販売が頭打ちになった。
これにCX-30が登場し、同じパワーユニットを搭載し、一部コンセプトが重なった。こちらのほうが新しく、新開発のSKYACTIV-Xを搭載したことで話題性もあるので、余計にCX-3の影が薄くなった。このままだと生産中止に追い込まれるのは必至の情勢になっている。
ただ現時点ではメーカーから何の連絡もなく、普通に生産を継続し、どのグレード、ボディカラー、オプションも含め1カ月程度で納車が可能な状況にある。モデルチェンジして、1.5Lクリーンディーゼル中心に戻し、リーズナブルな価格設定をすれば、人気が復活できると思うのだがこれは期待できそうもないようだ。
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