お手軽な車両価格でも走りと機能性をしっかりと追求
低価格でも必要な能力はしっかりと追求されている。フロントエアロバンパーやマルチリンクビームサスペンションといったアイテムでスポーティなクーペに求められるスタイルと走りを実現。
車内にはオゾンセーフエアコンや、AM/FM電子チューナーラジオカセットー体型+4スピーカーを装備してドライブの快適性を高めている。安全性については予防、衝突の両面から取り組み、保安基準への適合や運転席および助手席へのSRSエアバッグシステムの採用をはじめとする多くの技術が盛り込まれている。
いつでも、どこでも、誰とでも快適かつ安全にドライブできることが念頭におかれていたことも、当時流行したカジュアルな2ドアクーペならではの特徴であり、多くのユーザーに支持された理由と言える。
ホンダとの経営統合協議が破談となり、自力再建を目指す日産は、2025年度から2026年度にかけてPHEVを搭載した新型車を投入するほか、新型の軽自動車や大型ミニバンの投入する予定。さらには、次世代の日産リーフや新型コンパクトEVに加え、中国市場では新型の新エネルギー車を開発し、EVラインアップの強化を掲げている。
クルマが売れにくくなった現代に、ルキノのような利益が出にくいクルマを輩出するのはナンセンスかもしれないが、EVや高級SUVより、このような1人で乗りこなしても“映える”カジュアルでリーズナブルなクルマこそ若者には求められているのではないだろうか。
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コメント
コメントの使い方これも、「失われた30年」の象徴ですね
トヨタがプリウスに傾注したのは良かったが
クルマの「遊び心」が低調だった