日産 GT-R 現行型は一旦生産中止に!? 2022年消滅説を追う!!

GT-Rのリセールバリューは盤石! 「グローバルでは充分な利益」もたらす

走行性能に特化したGT-R NISMO。絶対的な販売台数は多くないものの、GT3マシンなどモータースポーツ車両も手掛け、日産に利益をもたらす存在だという

 日本での販売台数は2019年1~11月の登録累計で738台売り、前年同期比27.6%増、月平均67台と絶対台数は少ないが、日産のテクノロジーパフォーマンスの象徴的存在で、モータスポーツに参戦し、高い実績を上げており存在価値は大きい。

 前年実績を上回っているのは絶えず改良モデルを投入しているのと、最近は50周年のアニバーサリーモデルの発売などが貢献しているといえる。

 グローバルでの生産販売実績は年間2000~3000台をコンスタントにさばいている。北米、ヨーロッパ、中近東など幅広い地域で売れている。高級高額で走りのポテンシャルは高く、この生産販売台数でも日産にとって充分な収益を与えているという。

 開発部門は、他の日産車とは別格で、秘密のベールに包まれた場所で特別なプロジェクトが秘密裏に活動している。

 国内では日産販売店が一応の窓口で販売の受付を行っているが、定期点検、車検、修理などのアフターケアは全国約150カ所にあるパフォーマンスセンターで行っている。

 主なユーザーは50歳以上でかつてのスカイラインGTやGT-Rに憧れた「スカG」ファン層がメインで医者、弁護士、自由業などの富裕ユーザーで占められる。

 なかにはイヤーモデルで改良バージョンの発売の度に代替えする熱狂的な顧客も少なからず存在する。リセールバリューは圧倒的に高く、7~8年落ちでも400万円の高値をつけるケースもある。

現場の声「現段階ではごく普通に生産・販売を行っている」

専用エンブレムと丸テールはスカイライン時代から引き継ぐGT-Rの証。その系譜は途絶えるのか、それとも引き継がれるのか。今後に注目が集まる

【証言:首都圏日産パフォーマンスセンター営業担当者】

 GT-Rが今後どうなるかはまだ正確な情報は入っておらず、ごく普通に生産、販売、アフターケアを行っている。

 販売受付はどこの日産店でもできるが、車検、定期点検、修理などは全国に150ヶ所あるパフォーマンスセンターが担当している。特別な資格のあるメカニックが専用の機器を使って作業しているからだ。

 修理で部品交換が必要な場合、専用パーツはここしかストックがない。持ち込み車検だから1週間程度預かることになっている。

 車検そのものは他の量販モデルと大差はないが、部品用品交換となるとそれなりに高くなる。

【写真ギャラリー】最強にして最後のモデル!? GT-R 2020年モデルを詳しく見る

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