8代目となるフォルクスワーゲン(VW)新型ゴルフが、2019年10月24日、本国であるドイツにて発表された。日本での発売はまだ先となりそうだが、カローラスポーツ、マツダ3といった国産車たちにとって手強い、世界中のクルマたちのベンチマークモデルあることには変わりない。
ボディサイズは下記の通り、全長は先代から30mm長く、幅は10mm短く。これを殆ど変わらないと取るか、大きな変化と取るかは人にもよるだろうが、ほぼほぼキープコンセプトと言っていいだろう。
中身はどうか。じっくり見ていこう。
■ゴルフ8のココがポイント!!!
・48Vマイルドハイブリッドを採用
・新開発「ツインドージング」クリーンディーゼル
・「GTE」プラグインハイブリッドも設定
■ゴルフ8・ゴルフ7 ボディサイズ比較 ※()内はゴルフ7
・全長:4284mm(4255mm)
・全幅:1789mm(1799mm)
・全高:1456mm(1452mm)
・ホイールベース:2636mm(2637mm)
※数値はいずれも欧州仕様のもの
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※本稿は2019年11月のものです
文:ベストカー編集部/写真:フォルクスワーゲン
初出:『ベストカー』 2019年12月26日号
■「いつものゴルフ」に詰められた 新しいゴルフ
フランクフルトショーで発表されるという話もあった8代目VWゴルフだが、ちょっと遅れて2019年10月24日、ドイツ本国で発表された。
その姿は写真を見てのとおり。パッと見た瞬間にゴルフだとわかる安定感のあるデザインを採用。シュッとシャープな印象のヘッドライトやテールランプなどにはLEDを採用する。
ボディサイズは全長4284mm、全幅1789mm、全高1456mmでホイールベースは2636mm。これはゴルフ7と比べて全長が約30mm伸びた一方、全幅は10mm狭くなっている。
全高とホイールベースはほぼ同寸だ。どんどんボディサイズを大きくしてきたゴルフだが、この8代目ではダウンサイズとは言わないまでも、ほぼ同サイズに収めてきた。
パワートレーンでは欧州で今主流となりつつある48Vマイルドハイブリッド(eTSI)を、1Lおよび1.5Lガソリンターボに採用しているのがポイント。
スターターモーター兼用の48Vモーターは発進時のアシストのほか、減速時の回生もする。また、1.4Lガソリンエンジンを組み合わせたプラグインハイブリッドモデルの設定もある。
また新開発の2Lディーゼルターボも特徴的。
排ガス浄化システムSCRの進化版となる「ツインドージング」はSCR触媒コンバーターをふたつ装備。
ふたつめの触媒コンバーターはエンジンから遠くなるため排気温度が低くなり、より効果的に排ガス処理ができ、『ユーロ6d』をクリアするクリーンな排ガスになるとのことだ。
インテリアは最新の時流にのっとりアナログメーターを廃したディスプレイタイプ。
10.25インチのディスプレイに速度計やタコメーターなどがグラフィカルに表示される。
インパネ中央には8.25インチのディスプレイが装着され、カーナビなどの表示をする。
さて、気になる日本国内での販売時期だが、今のところ正式な発表はない。
本国でも発表はされたものの、発売開始は12月の予定。おそらく日本導入は来年3月頃となるのではなかろうか。
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