【眩しいのに誤点灯相次ぐ!?】なぜフォグランプの付けっぱなし急増?? 使い方浸透せず眩惑も


 周りの車を眩惑しているのに気づかない!? フォグランプを“付けっぱなし”の車が近年増加。眩しいのになぜ常時点灯? 使い方浸透せず誤点灯の場合も頻発。

 リアフォグランプも含めるとここ10年近く、本来必要な時にだけ点灯させるべき「フォグランプ」を不用意に点灯している車が増えたと感じる人は多いだろう。

 フォグランプとは、フロントバンパーの左右に付く“補助灯”。後ろ側に付いている車種もあり、こちらは「リアフォグランプ」や「バックフォグ」などとも呼ばれる。

 フォグランプは、正しく使えば安全性向上に寄与するものだが、常時点灯するためのライトではない。使い方を間違えると周りの車に多大な迷惑や危険を及ぼすこともあるため、注意が必要だ。

文:永田恵一
写真:Adobe stock、編集部、SUBARU、HONDA

【写真ギャラリー】標準装備車増加中!? リアフォグランプが付いている国産車


フォグランプは通常時に点灯するものではない?

バンパー下部の左右に付けられるフロントフォグランプ。このほか後ろ側にリアフォグランプ(バックフォグとも呼ばれる)が装備されている車種も増えてきている

 フォグランプは「フォグ=霧」が意味するとおり、霧や強い雨、降雪時といった視界が悪くなる悪天候時に使うランプである。

 フォグランプは、フロントとリアのものに分かれ、役割としてはフロントでも悪天候時の自車の視界確保というよりは対向車を含めた周囲の車に対し、自車の存在をアピールする方が大きい。

 リアフォグランプは、まさに悪天候時に後続車に自車の存在をアピールするためにあるものだ。そのためリアフォグランプは悪天候時に遠くからでも先行車を認識できるくらい明るく、不必要に点灯されると後続車は眩しく本当に迷惑である。

 さらに、最近はリアフォグランプもLEDとなっている車も出てきており、光り方が鋭いLEDのリアフォグランプを不必要に点灯されると、もうお手上げだ。

 フロントのフォグランプを不必要に点灯するのも問題だが、こちらはすれ違う際に眩しければハイビームを使うなどしてアナウンスすることもできるし、すれ違う数秒間なので、譲歩できる範囲と考える人もいるだろう。

 しかし、リアフォグランプの不必要な点灯は、後続車にとって非常に眩しいものを運が悪いと長時間見せられる可能性があるうえに、消灯を促すアピールをすることも難しいため、大きな問題になりつつあるのだ。

リアフォグランプを装備する国産車は?

写真はインプレッサスポーツのリアフォグランプ。霧・降雪時に後続車に自車の存在を知らせるために有用な装備なため、SUVや4WD車に多い

 フロントのフォグランプが標準装備される日本車は多数あるため、リアフォグランプを現在標準装備する日本車を調べてみた。リアフォグランプが標準装備される主な車種は以下のとおり。

【トヨタ】
・ハイラックス
・ライズ(Z)
・スープラ
・86(GTリミテッド系、GRスポーツ)

【レクサス】
・LX

【日産】
・リーフ NISMO
・ノート NISMO
・マーチ NISMO
・GT-R(全車)
・フェアレディZ(全車)

【マツダ】
・マツダ2
・マツダ3
・マツダ6
・CX-3
・CX-30
・CX-5
・CX-8
(※いずれも4WD車)

【スバル】
・インプレッサスポーツ/G4(1.6i-Sアイサイト、2.0i-Sアイサイト)
・XV
・フォレスター
・レガシィB4/アウトバック
・レヴォーグ
・WRX STI/S4

【スズキ】
・スイフト(RSグレード系)
・スイフトスポーツ
・イグニス(ハイブリッドMZ)

【ダイハツ】
・ロッキー(プレミアム、G)

※特に記載がない車種は全グレードで装備

フォグランプを点灯させて走るフォレスター。このようなシーンでの使い方が本来のフォグランプの用途だ

 このようにSUVとスポーツ系に装着されやすい傾向があり、雪国での使用を強く留意しているスバル車は標準装備する車が非常に多い。

 また、リアフォグランプに関してはオプションの寒冷地仕様だと装備される車種、メーカーオプションや納車後の装着も可能なディーラーオプションで設定される車種もある。

 なお、輸入車はリアフォグランプの装着が日本車よりずっと早かったという背景もあり、安価なコンパクトモデルでも標準装備する。

 輸入車は前後のフォグランプを付ける優先度として、フロントよりリアの方を優先している傾向が強い。という事情もあり、リアフォグランプを不必要に点灯している車は輸入車の方が多く感じるのだろう。

次ページは : フォグランプの不用意な点灯が増えた「2つの理由」

最新号

ベストカー最新号

【新型プリウス デザイン判明!!】 EVスポーツで「セリカ」復活|ベストカー6月10日号

 外出自粛が続く今、自宅で紙の「ベストカー」本誌を眺めるのもいいものです。本日5月10日発売のベストカー6月10日号、注目企画はトヨタのこの先のパワーユニット戦略を暴くスクープ。水素燃焼エンジンやe-FUELの開発状況にも迫ります。  その…

カタログ