連日のようにお伝えしている新型日産リーフだが、今回はちょっとガッカリする日産リーフのページがあったので紹介しよう。細かいことなのだけど、こんなことだから「国内市場軽視」って言われちゃうんじゃないの?
文:ベストカーWeb編集部/写真:NISSAN
【画像ギャラリー】えっ、赤とかもあるの? 日本の特設サイトでは見れないリーフのカラーを見て(11枚)画像ギャラリー日本向けのサイトでなぜ左ハンドルなんだ!
新型リーフは新生エスピノーサ体制でワールドプレミアとなった目玉の車種だ。3代目となる新型だが、日産にとっては今後の試金石になる大切なモデルだし、もちろん日本市場だって大切にしていくんだろうと信じていたワケです。
しかし日本の新型リーフ特設サイトを見ても「本当に売る気があるのか?」というレベル。どの部署が担当しているのかは知らないが、マーケティング部門はこれでよしとしているのだろうか?
日本市場は左側通行で右ハンドルということはご存知だと思うが、どこを見ても左ハンドルのクルマの写真しかないし、写真を見てもメーターも英語表記だから北米仕様なのだろう。
日産の母国は日本と思っていたのだがちょっと扱いが酷くないだろうか? このサイトを見て、消費者がイメージを膨らませてディーラーに足を運んでくれると思っているなら、ちょっと残念だし、これだけ日本市場を大事にすると言っておいてこれはないでしょ。
新型リーフ日本市場向け特設サイト
英国日産がやっていることがなぜできない?
おいおい、そこまで言わなくてもという読者もいるだろう。しかし同じ右ハンドルマーケットのイギリスの特設サイトでは、当然ながら車両は右ハンドルになっている。
内装だけでなく外装だって右ハンドル仕様のCGモデルを作っている。これを見て「なぜ日本のサイトはやらないのか?」という疑問を抱くのは当然ではないか。
100歩譲って右ハンドルは置いておくとしよう。それでも日本とイギリスではとてつもない差がある。日本のサイトにはカラーコンフィギュレーターがないのだ。カラーバリエーションも見れないし、360°視点でリーフを見ることができない。これはアメリカの特設サイトでも見られる機能なのだが、なぜか日本のそれにはない。
さらにGoogleアシスタントなどのコネクティビィティも日本サイトでは詳細を見ることができないし、そもそも公式動画だって日本人が登場しても英語を話して日本語字幕。せめて日本スタッフの部分だけ日本語バージョンを収録してもよかったのでは……。
「日本市場軽視」のレッテルを払拭すべし
日産のエンジニアリングはすばらしいレベルにあるにもかかわらず、どうにも販売戦略や製品企画などが今ひとつ機能していないように思う。どう考えてもキックスやキャシュカイを日本市場に急ぐべきなのに、日本市場に姿形が見えてこない。
いくら素晴らしい技術を採用した製品を作っても、市場が欲しなければ売れないし、ましてやアピールだってうまくやらないといけない。このあたりはしっかりと骨太にやってほしいところなのだが、新体制はきっちりと変化していくだろうか。
最後になるが今回の記事が重箱の隅をつつく記事と思われるかもしれない。しかし日産の「日本市場軽視」というレッテルを払拭するには、こういう細かなことまで目を向けてほしいと思うし、気付いて当然ではないだろうか。
せめて英国仕様でいいから右ハンドル車とコンフィギュレーターを日本向けサイトにも掲載すべきだった。せっかくの新型車をほしいと思わせる仕掛けに頭を捻ってほしい。
















コメント
コメントの使い方日本で販売した所でそんなに売れないと思いますが、元々日本なんかに力を入れるつもりなんか無いと思います
それが今の日産です
ここ数年、日産は日本市場を裏切り続けてきた。
だからこの程度のことではなんとも思わなくなった。
なんならエルグランドも出す出す詐欺なんじゃないかと思ってる。
日産が投資家や大株主の手前でEVをアピールしつつ、
「どうせ売れない」
と割り切ってe-POWERメインにシフトするのであれば、日産の未来は明るい。
勿論、パトロールやスカイラインなどのハイパフォーマンスなエンジン車を残すのであれば、尚更のこと。
これは日産エンジニアたちが可哀想。
懸命に車作っても、紹介する顔となる公式サイトが、取り繕っただけで消費者目線じゃない