スズキは2025年7月24日、「アルト」の一部改良を発表。なんと純ガソリン車を廃止し、マイルドハイブリッド車に1本化。一見するとよくわからないが、フロントマスクなどが若干デザイン変更され、安全装備が追加され、快適性も向上。さっそく中身を見ていこう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:スズキ
マイルドハイブリッド1本化! 燃費は27.3km/Lに
スズキはアルトラパンおよびアルトラパンLCを一部仕様を変更し、8月25日から発売する。今回の一部変更はマイナーチェンジといえるほどの大掛かりなもの。
パワートレインはなんと、純ガソリン車を廃止し、R06D型エンジンとマイルドハイブリッドを新たに採用。軽快な走りと高い燃費性能の両立を実現している。WLTCモード燃費はNAの26.2km/Lからマイルドハイブリッド化により、27.3km/L(FF)となった。
エクステリアデザインは、一見するとよくわからないが、フロントグリルとフロントバンパーの意匠を変更した。
価格は純ガソリン車からマイルドハイブリッド化したことにより、アルトラパンは14万4100~18万5900円もアップ。ハイブリッドGは151万4700円、ハイブリッドLは160万1600円、ハイブリッドXは171万7100円(いずれもFFの価格)。
2019年の発売時は110万7000円~、2023年の一部改良時は132万8800円だったから、マイルドハイブリッドが付いたとはいえ、随分高くなった印象を受ける。
アルトラパンLCは14万5200~15万8400円のアップ。ハイブリッドLは164万4500円、ハイブリッドXは176万7700円。
インテリアの改良点
インテリアを細かく見ていこう。まず、アルトラパン(HYBRID X)のシート表皮・ドアトリムクロス色はライトブルーとモカブラウンに変更し、車体色と組み合わせて設定。またアルトラパンLCはシート色をアッシュブラウンに変更しました。
そのほか、アルトラパン(HYBRID X)のインパネガーニッシュ色をサンセットアイボリーに、インパネオーナメント色をブラウン木目調に変更したほか、アルト ラパン LC(HYBRID X)のインパネガーニッシュ色をレザー調キャメルに、インパネオーナメント色をブラックヘリンボーン柄に変更。
ボディカラーは新色のルーセントベージュパールメタリックを採用したほか、フォギーブルーパールメタリックを新たに設定し、「アルト ラパン」は計11パターン、「アルト ラパン LC」は計12パターンのラインアップとした。
安全機能では、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」や「車線逸脱抑制機能」に加え、信号切り替わりにも対応した「発進お知らせ機能」などを標準装備。
また低速時ブレーキサポート(前進・後退)や車線逸脱抑制機能、発進お知らせ機能[先行車・信号切り替わり]、パーキングセンサーをフロントに追加するなど、最新の予防安全技術を標準装備となった。
そのほかスズキコネクトにも対応したほか、急速充電に対応したUSB電源ソケット[Type-C、PD対応](2個)をスズキ国内で初採用し、安全機能と快適装備がさらに充実。












コメント
コメントの使い方軽で一番好きなのがラパンだったのに、完全にN系と同じ高級路線へ。良心のスズキは過去のもので割安なのはジムニーのみですね。色々揃っていつつ安いのはダイハツ頼み