ホンダマンスリーオーナーはレンタカーより安い
同様のことはホンダマンスリーオーナーにも当てはまる。このシステムは中古車が対象だから、車両に応じて1カ月の使用料金が異なるが、例えば2014年式N-BOXは1カ月当たり2万9800円、2017年式は3万9800円だ。
この金額に税金や任意保険料は含まれる。レンタカーを1カ月コースで借りると、軽自動車でも月額5万~6万円だから、ホンダマンスリーオーナーは安い。
ホンダマンスリーオーナーが全国展開されると、ビジネスの活用が増えそうだ。
会社が自宅から離れた地域で新しいプロジェクトを立ち上げて、1~3カ月の出張に出た場合など、マンスリーマンションと併せてレンタカーのマンスリー契約が使われる。
ホンダマンスリーオーナーであれば、このコストを効果的に抑えられるだろう。将来的に成功して普及すれば、レンタカーやカーリース業界では脅威になり、使用料金の低減に繋がるかも知れない。
ただし、カーシェアリングや定額制の利用を大々的に宣伝するのはどうなのか。
先に述べたとおり、借りているクルマに「愛車」の感情は持ちにくい。丁寧にメンテナンスや洗車をするだろうか。運転が粗くなったりしないだろうか。
近い将来のクルマのキーワードは「CASE/通信・自動運転・シェアリング・電動化」だという。クルマの価値観が大きく変わりそうだが、少なくとも安全の優先順位だけは下げてはならない。
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