カワサキが誇るヘリテイジモデル「MEGURO K3」が、2025年11月1日に再び登場。1924年創業のメグロブランドの精神を受け継ぐクラシカルなデザインはそのままに、上質な質感と最新装備を兼ね備えた一台だ。名車のDNAを現代に伝える“走る芸術品”の魅力に迫る。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
メグロブランドの伝統を現代に継承
「MEGURO K3」は、カワサキの長い歴史の中でも特別な意味を持つモデルだ。1924年に誕生したメグロブランドは、日本初の大排気量スポーツバイクメーカーとして名を馳せた。その精神を現代に蘇らせたのがこのK3であり、「高性能」「高品質」を追求する姿勢は今もなお色あせていない。
2025年モデルでは、前モデルのカラー&グラフィックを継続。シックなミラーコートブラック×エボニーの組み合わせが、クラシカルでありながらも高級感を放つ。
タンクサイドのメグロエンブレムとクローム仕上げのパーツが織りなす質感は、往年の名車を知る世代にとって“懐かしくも新しい”魅力に映るだろう。
伝統美×最新技術!! “走る工芸品”の魅力
MEGURO K3の最大の特徴は、伝統的なデザインと最新テクノロジーの融合だ。空冷風のクラシカルな造形をまといながらも、搭載されるのはカワサキの最新技術が詰まった並列2気筒エンジン。スムーズでトルクフルな出力特性は、街乗りからツーリングまで幅広く対応する。
さらに、安全装備としてABSとETC2.0を標準装備。見た目はクラシックでも、中身は現代のライダーが安心して楽しめる仕上がりとなっている。価格は141万9000円(税込)。カワサキプラザ専売の「カワサキケアモデル」として、購入後のメンテナンスサポートも充実している。
「静」と「動」を両立するデザイン
そのスタイリングは、まるで金属工芸品のような完成度を誇る。流麗なタンクライン、鏡面のように磨き上げられたエンジンカバー、そしてスポークホイールの繊細な輝き、どの角度から見ても一切の妥協がない。
実際に走り出せば、その重厚な佇まいとは裏腹に、軽快でリニアなハンドリングが楽しめる。長年カワサキが培ってきたフレーム剛性やサスペンションチューニングの妙が、古典美と現代性能の調和を生み出している。
“メグロ”という名が示す、日本の誇り
メグロブランドは、かつて「日本のライダーの憧れ」と呼ばれた存在だった。その伝統を受け継ぎ、現代のカワサキが送り出すMEGURO K3は、単なるレトロモデルではなく、日本のモーターサイクル史を再定義する象徴的な一台だ。
SNSではすでに「この美しさはもはや芸術」「時代を超える存在感」といった声も多く、メグロK3は“持つ悦び”を重視する大人のライダー層から支持を集めている。
カワサキの公式コメントにもあるように、「伝統を途絶えさせない」という強い意志が、この1台には宿っている。



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