【格安ドラレコやPHVには弱点もある??】 いま大注目の装備&システム 9選 その長所と短所

■アップルカープレイ&アンドロイドオートの長所と短所

(TEXT/高山正寛)

 長所としてはいずれもスマホ上のアプリをディスプレイに表示することで大画面で操作&確認が可能な点だ。

 昨年12月の改正道交法でスマホの操作に対する罰則が大幅に強化されたこともあり、スマホに触れずステアリングリモコンや音声で操作ができるこれらの機能は今後も拡大するはずだ。

 短所は対応する機器が国産車や市販品でもまだ少ない点。また「アンドロイドオート」は対応するナビアプリが今のところ少ない点も気になる。

アプリでカーナビ代わりに使おうというのがナビアプリ。写真は最近は搭載車も少しずつ出てきたアップルカープレイ
アプリでカーナビ代わりに使おうというのがナビアプリ。写真は最近は搭載車も少しずつ出てきたアップルカープレイ

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■3列シートSUVの長所と短所

(TEXT/渡辺陽一郎)

 1年に数回だけ、短い距離を多人数で移動するために、背の高いミニバンを買うのはもったいない。普段はムダな空間を運ぶことになる。

 使用頻度の低い3列目は狭くて構わないから、カッコよくて運転の楽しいクルマがほしい。

 このニーズにピッタリなのが、3列シートのSUVだ。3列目のニーズが低いユーザーには、合理的な選択になる。

 その代わり3列目は狭い。ミニバンのようなフラットフロア構造ではないから、3列目の床面は、燃料タンクのために高くなる。

 床と座面の間隔が足りず、座ると膝が持ち上がる。いわば荷室の補助席だから窮屈な姿勢を強いられ、シートも薄手で座り心地が悪い。

 3列目が最も快適な国産SUVはCX-8だが、この快適性をミニバンに当てはめると、コンパクトなシエンタやフリードと同程度だ。

マツダCX-8。快適といえる3列目シートだが…

■クリーンディーゼルの長所と短所

(TEXT/国沢光宏)

 長所は燃費と性能のバランスが高い次元で取れている点。特に高い負荷(連続高速走行など)の燃費は圧倒的に有利……とされてきた。

 が、最近はハイブリッドの性能バランスが大幅に向上してます。

 日本の高速道路であれば、追い越し車線の流れであってもCX-5のディーゼルよりRAV4のハイブリッドのほうがエネルギーコストを含めて優位になってきた。

 短所はチョイ乗りを繰り返すとススが溜まってしまうこと。

クリーンディーゼルと言えばマツダのラインナップだが…優位性が脅かされつつある!!?

■マイルドハイブリッドの長所と短所

(TEXT/国沢光宏)

 短所は簡単。発電機やバッテリー容量少ないためエネルギー回生できる絶対的な量が圧倒的に少ないこと。当然ながらアシスト量も少なく、ハイブリッドのメリットをフルに活かすことはできない。

 すでに発売されているマイルドハイブリッドを見ると、燃費改善率は10~15%しかない。

 ただコスト的に安くできるという長所を皆さん過大評価しており、採用が増えていく傾向。私は効能について懐疑的でほとんど評価しません。

マイルドハイブリッドもあるワゴンR

■トヨタGRヤリス 3気筒ターボの長所と短所

(TEXT/国沢光弘)

 GRヤリスに採用された3気筒ターボは、ファーストインプレッションながら「これといった短所ありませんね」。

 4気筒と比べた場合、高回転域まで回した時のパワー&振動特性が違ってくるかもしれない。

 絶対的な出力を追求するなら、8000回転くらいまで余裕で回るエンジンにしたいところ。されど今や競技に使うエンジンであっても、ターボ付きであれば上限で7000回転くらいまでしか使わない。

 リストリクター(吸気の制限)など付けなければならないからだ。むしろ3000回転くらいから最大トルク出すエンジンが要求される。

 といったことを考えると、ストロークを長く確保できて1回の爆発エネルギー大きい「1気筒あたりの排気量が多いエンジン」が好ましい。以上。長所は「実用回転域でのトルクが太い」です。

 あえて弱点を挙げるなら、「出力だけを追求するエンジンは作りにくい」ということになります。

2020年8月発売予定のGRヤリス。目玉は最高出力272psというハイパワー。「この3気筒ターボ、ほぼ短所なし!」と国沢氏。さらに期待が高まる!!?

【画像ギャラリー】今年登場期待の2台!! トヨタGRヤリス&RAV4 PHVをギャラリーでチェック!!!

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