カワサキ「VERSYS 1100 SE」が2025年12月20日に新カラーで登場する。ロングツーリング派に人気の同モデルは、電子制御サスペンションやスマホ連携アプリなど、ツアラーの“快適”を徹底追求した装備が魅力だ。本記事では変更点のポイントと注目ポイントを深掘りする。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
新カラーで印象一新! ツアラーの“完成形”にさらに磨き
カワサキモータースジャパンは2025年12月20日、「VERSYS 1100 SE」のカラー&グラフィックを刷新し発売する。今回の新色はメタリックディープブルー×メタリックディアブロブラック。落ち着きと重厚感を兼ね備えたツートーンは、アドベンチャーツアラーとしての存在感をより強めている印象だ。
VERSYSシリーズは、長距離ツーリングをいかに快適に走り切るか、その一点を突き詰めてきた。1100 SEはその最上級モデルで、ロングストロークサスペンション、優れたウインドプロテクション、アップライトなポジションなど、いずれも長距離移動を“苦行にしない”装備を多数備える。
今回のモデルチェンジで大きな技術変更はないものの、カラー刷新で新鮮味が高まり、2025年のラインナップにおいて存在感はさらに増した。
135psの並列4気筒は健在。中高速域の余裕がツアラーの安心を生む
VERSYS 1100 SEに搭載される1098cm3の並列4気筒エンジンは、最高出力135psと余裕のスペック。高速道路での追い越し、ワインディングでの立ち上がり、荷物満載での峠越えなど、ツアラーのあらゆるシーンに対応する。
さらに、より低い回転域から作動するKQS(カワサキクイックシフター)やツーリングに最適化されたギヤレシオにより、実用域での扱いやすさが際立つ。1100ccクラスのツアラーとしては、パワーだけでなく「疲れない」設定がされている点が特徴だ。
“電子制御のカワサキ”を象徴する最新サスペンション
1100 SEの装備で特に注目すべきは、ショーワ製スカイフックEERAを採用したカワサキ電子制御サスペンション(KECS)である。IMUと連動し路面状況を解析、減衰力を自動調整することで、安定性と快適性を両立する。
路面の凸凹を感じにくいだけでなく、コーナリング時の姿勢変化も自然になり、車体の“安定している感覚”が大幅に高い。ツアラーを日常使いでも安心して乗れる理由のひとつだ。
スマホアプリ「RIDEOLOGY THE APP」で利便性アップ
便利なスマホアプリ連携も1100 SEの大きな魅力。「RIDEOLOGY THE APP」を使うことで、
・車両情報チェック
・走行ログ
・管理設定の確認
・音声コマンドによる操作補助
など、ライダーの利便性が向上する。近年のツアラーモデルに必須の機能となっている、スマホを用いた車両管理の面でも抜かりがない。
ETC2.0標準装備、ABS、カワサキケアモデル…“買ってから”が安心
実は隠れた注目ポイントとして、1100 SEはETC2.0標準装備車であることも見逃せない。ツーリング愛好者にとってETCは必需品であり、標準装備は費用面でも手間の面でもありがたい。
さらに、購入後の安心として「カワサキケアモデル」にも対応。3年間の点検&オイル交換(フィルター含む)が無償となるため、維持費の明確化とランニングコストの低減に寄与する。初めて大型ツアラーを購入するライダーにも優しい内容だ。










コメント
コメントの使い方