毎月200店以上の新車ディーラーを回り「生」の新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。
今回まずはマツダ CX-3の動向から。CX-30の登場によりその先行きが不透明になっていたが、新たな情報をキャッチ!!! またダイハツ ムーブのフルモデルチェンジの情報も飛び込んできた!
そのほか今年登場する新型車の予定など盛りだくさんの内容でお伝え!!!
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※本稿は2020年3月のものです
文:遠藤 徹/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年4月10日号
■マツダ CX-3 次期型あるかも!!?
CX-30が発売されたことで、コンパクトクラスのCX-3はモデル廃止になるという噂があります。
ところが首都圏のマツダ販売店筋によると「こちらもそのつもりで予想していたが、最近のお客さんの反応ではCX-30の価格帯を見て、もっと安くコンパクトなCX-3に切り替えるケースも発生し、こちらの売れゆきがよくなっている。今後の動向次第では次期型が発売になるかもしれない」とコメントしています。
CX-3のプラットフォームはマツダ2、CX-30はマツダ3ですから、この2車はコンパクトとミディアムでクラスが異なるため、両立は可能です。ただ最近のマツダ車はプレミアム志向が強く、ライバル車との価格競争力が弱くなっているのも確かです。
■ダイハツ ムーヴは今年末のフルモデルチェンジへ
ダイハツは主力ハイトワゴン「ムーヴ」を今年12月にもフルモデルチェンジする見込みです。現行モデルの登場が2014年12月で、この時期に6年が経過することから世代交代する予定です。
新型ムーヴは、現行型タント同様にプラットフォーム、エンジン、トランスミッション、足回りなどを全面刷新して大幅に商品力アップを図り、軽ハイトワゴン分野でのトップを目指すことになります。
ライバル他車は、昨年にデイズとN-WGNがフルモデルチェンジ、ワゴンRがマイナーチェンジして商品ラインナップを強化しています。
■キックス アリア ノート…日産の2020年投入新型車は4車種?
日産が今年1~12月に投入する新型車は合計4車種になりそうです。
2月25日に発表、3月19日発売の新型軽自動車「ルークス」をはじめ、6月頃には新型コンパクトSUV「キックス」、9月に新型SUV電気自動車「アリア」の登場、そして年末頃「ノート」をフルモデルチェンジするのが有力となっています。
このほか、エクストレイルやシルフィの世代交代も取り沙汰されており、こちらは来年の年明け早々に発表され、2020年度内の発売になると思われます。
戦略モデルが名を連ねており、これによって国内販売で一挙に増販攻勢に転じることになりそうです。
■新型軽SUV「タフト」は6月投入でスケジュール調整
ダイハツは新型軽SUV「タフト」を6月上旬頃に投入する方向でスケジュール調整をしている模様です。
現行タントを発売してから1年が経過し、需要一巡によるダイハツの軽自動車全体の売れゆきが頭打ちになるのを避けるタイミングで、てこ入れをする狙いもあります。
新型タフトはタントと同じプラットフォームを採用し、最低地上高を180mmに引き上げたSUV仕様になります。スズキのハスラー対抗モデルで、当面月販5000台以上の量販を目指す構えです。
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