新型ハリアーの正解は上級シフトか?それとも価格下降か?
現行ハリアーとRAV4のボディサイズを比べると、ハリアーの方が、全長は125mm長く、車幅は20mm狭く、ホイールベースは30mm短い。
現行の3代目ハリアーへとモデルチェンジした際に、海外市場からの需要で大型化が望まれていたRXと決別し、国内向けにサイズ縮小したことは、ハリアーが国内市場で生き残れた理由のひとつだと筆者は考えている。
しかしながら、新型ハリアーでは、全幅がRAV4並みの1855mmにまで拡幅されるそうだ。ここにきてのサイズアップは、顧客や販売店側からの反対の声が予想される。
ホイールベースに関しては、新型ハリアーは現行型RAV4と同じプラットフォームを用いるため、RAV4と同じか、それ以上に設定されるであろう。
新型ハリアーでは、レクサスRXのようにロングボディ化して、3列シート7人乗り仕様も加えるといったウワサがある。RAV4が2列シートに特化したことで、3列シートのシティ派クロスオーバーSUVのポジションは空いている。
エクストレイルやCR-Vの3列シートは窮屈でとても使い物にならないが、CX-8と対抗させる可能性が無くはない。
価格については、ライバル車を駆逐するため、エントリー価格はRAV4並の270万円程度にまで下げ、メーカーオプションで作り上げていく販売方針が適している、と筆者は考える。
オフロード寄りのRAV4と、シティ派のハリアーとで、国内SUV市場を牛耳ることも不可能ではないだろう。さらには上級グレードとして、ロングボディの3列シートも設定すれば、トヨタの国内SUV包囲網は万全だ。
まとめ
筆者の周りのハリアーユーザーは、エクステリアを中心に、クルマをカスタマイズして楽しんでいる方が多くいる。そうしたカスタムカーとしての余地を残しておくことも、大切なことだと思う。
新型ハリアーの詳細概要が判明するのは、4月中頃になるだろう。
どういったスペックで登場してくるのか、そして発売後に新型ハリアーがどれほど暴れまわるのか、2020年も国内SUV市場から目が離せない。
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