いまや一夫多妻を意味する和製外国語となった「ハーレム」。これをクルマに置き換えた「一人多車」は、2台以上のクルマを所有する暮らし。ところがなかには「全車◯◯社で揃えたい!」という、一途なのか浮気なのか分からない人も!?
※本稿は2026年2月のものです
文:伊達軍曹/写真:トヨタ、日産、ホンダ、スバル、マツダ、三菱 ほか
初出:『ベストカー』2026年3月10日号
24時間・365日が「◯◯社ざんまい」に
「さまざまに異なる風合いを堪能する」というのが、中古車ハーレムの基本ではある。だが、なかには「24時間365日、◯◯社のクルマを運転していたい!」という重度のマニアもいらっしゃるだろう。気持ちはわかる。
フェラーリ社も、「いつ何時も跳ね馬に乗っていたい、跳ね馬で高級スーパーへ買い物に行きたい!」というユーザーの希望を叶えるために、「フェラーリ カリフォルニア」という買い物用フェラーリを開発した(?)。
そしてもちろん手頃な価格の中古車においても、メーカーを一本化したうえで、さまざまな用途に合致する車種を集結させたハーレムを構築することは可能だ。ぜひ、愛するメーカーの味わいに24時間365日、どっぷりと浸かってほしい!
ブランドを代表する一台は必ず入れ込みたい ハーレム・オブ・トヨタ(合計約460万円)
・トヨタ GRヤリス(約300万円)
・トヨタ ヤリス(約90万円)
・トヨタ カローラフィールダー(約70万円)
半端なクルマばかり3台集めても意味がないので、まずはそのブランドの“軸”となる魅力的な一台を入手し、余った予算で「実用的な車種」をそろえるのが、このハーレムの作り方としては正しい。トヨタであれば、まずはズドーンとGRヤリスを軸にしたい。
・軍曹どののポイント
GRヤリスとなると中古でも総額300万円はするので、ほかの車種の予算は抑えざるを得ない。とはいえガソリン車のヤリスとカローラフィールダーならけっこう安い。
万能なノートオーラ前期型を軸に ハーレム・オブ・日産(合計約340万円)
・日産 ノート オーラ(約180万円)
・日産 エクストレイル(先々代・約100万円)
・日産 エルグランド(現行・約60万円)
もしも予算に糸目を付けないならば、ほかにも候補はあるが、現実的な予算総額のなかで“軸”になり得る日産車を選ぶとしたら、最適な一台は好バランスなプレミアムコンパクトであるノートオーラか。あとの2台は、好みと予算に応じて決めれば何だってOKだ。
・軍曹どののポイント
ノートオーラの前期型と先々代エクストレイルのディーゼルがあれば現行エルグランドの前期型は不要かもしれないが、まぁミニバンが一台あれば何かと便利ではある。
高騰中のタイプR各車だが「タイプRユーロ」なら? ハーレム・オブ・ホンダ(合計約290万円)
・ホンダ シビック タイプRユーロ(約180万円)
・ホンダ フィット(先代・約50万円)
・ホンダ オデッセイ(先代・約60万円)
ホンダの場合は当然ながら「タイプR」をブランドの軸に設定したい。タイプR各車は中古車価格が高いのが難点だが、「シビックタイプRユーロ」であれば意外と現実的な相場。あとは残った予算で小型と中型ないし大型のホンダ車を買うだけだ。
・軍曹どののポイント
高騰中タイプRも、2010年式付近の「シビックタイプRユーロ」なら総額180万円でOK。そのうえで普段使い用の先代フィットハイブリッドなどをそろえれば完璧だ。





























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