2025年のジャパンモビリティショーに出展された、トヨタ カローラコンセプト。ベストカーでは「2027年頃登場か?」と見込んでいたが、テスト車の目撃情報があるなど、開発が進んでいるようだ。これは思ったよりも早いのかも!?
※本稿は2026年2月のものです
文、予想CG:ベストカー編集部/写真:トヨタ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年3月26日号
60年目の大改革! カローラの第二幕が開く
1966年に初代が登場したトヨタ カローラは、2026年で60周年。人間でいえば「還暦」である。
十干十二支が一巡し、生まれた年の干支に還るのが還暦。第二の人生がスタートするということで、赤ちゃんの産着に由来する赤いちゃんちゃんこを着せてお祝いするというのが日本の風習だ。
しかし、最近は「ちゃんちゃんこて!」と腰が引ける60歳が多いらしく、何か赤いモノを贈るケースが増えているという。
なんの話だ? 思いのほか還暦トリビアが長くなってしまったが、主題はカローラである。人間でいえば還暦を迎えたカローラが、まさに第二の人生(とはいわないが)の幕を開けようとしているのだ。
トヨタは2025年のジャパンモビリティショーでカローラコンセプトを世界初公開。およそカローラらしからぬ大胆なデザインが目を引いたが、ほぼあのままのスタイルで次期型、13代目カローラが登場するというのだ。
ベストカーはまだ直接目撃できていないが、富士スピードウェイでテスト走行が行われているという情報もある。
それがJMSでのカローラコンセプトとほとんど変わらないデザインだったというから驚きだが、今のトヨタならあり得る話。むしろ、机上の空論(モビリティショーだから壇上か)など許されないのが今のトヨタなのだろう。
とはいえ、コンセプトカーはやはりコンセプトカー。テスト車の目撃情報によると、「フロントとリア周辺が少しだけ現実的になっていた」ということで、法規対応、生産コスト、視界条件など、さまざまな理由で小さな変更は施されているようだ。
では、パワーユニットはどうなるか。これはトヨタの「マルチパスウェイ戦略」を象徴する構成となり、ハイブリッド(HEV)、プラグインハイブリッド(PHEV)、電気自動車(BEV)のすべてが揃う。HEV&PHEVのエンジンは次世代4気筒の1.5L・NAを搭載する。
この次世代1.5Lエンジンは現行の3気筒、1.5Lよりも体積が10%少なく、全高も10%低いコンパクトなサイズになっていて、だからこそ、このデザインが実現できている面もある。
また、フロアにバッテリーを敷き詰めるBEVは車高が高くなりがちだが、サイドの天地幅を狭く見せる工夫と、フロントからリアに向かってキックアップしていく躍動感を出すことでボディの厚みを視覚的に低減。
ただ派手でスポーティなだけでなく、高い技術に裏打ちされたデザインになっているのだ。
群で戦う豊富なバリエーション
現行型はセダン、ワゴン、ハッチバック、SUVと、4種類のボディ形状を用意し、「群」でライバルと戦っているカローラだが、次期型もその戦略を踏襲。
現行型と同じ4種類の形状のほか、海外市場向けにピックアップも用意するという情報もある。また、トヨタは米国ラリーに参戦する計画があるといい、その競技車となる次期GRカローラも並行して開発中と思われる。
次期型のバリエーションに関しては、さらに興味深い情報があり、クロスオーバータイプのワゴンもあるというのだ。
通常のワゴンとクロスオーバータイプの両方があるのか、あるいはクロスオーバータイプだけに絞るのか現時点では不明だが、かつてのスプリンターカリブのようなクルマも計画されているということ。ベテランのクルマ好きはもちろん、若い世代にもアピールできそうだ。
先述のとおり、すでに積極的にテスト走行を繰り返している次期型カローラ。JMS2025でカローラコンセプトを取材した感触としては、登場は早くて2027年以降と見ていたが、意外に早く2026年内もあり得るという動きになってきた。
「60周年に合わせて、生まれ変わるカローラを発表したい」という上層部の思いもあるらしく、「2026年内に発表し、デリバリーは2027年から」というスケジュールとなる可能性が高い。
まったく新しいカローラがもうすぐ誕生する。それは日本車史の転換点でもある。
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